注文住宅で良さや個性が出やすいのがキッチン。
入居して2年が経過した我が家が、毎日使うキッチンに対して思った事を改めてまとめていきたいと思います。
短期的よりも長期的なポイントが本当の満足度に繋がると思いますので、これから家づくりの方の参考になれば幸いです!
正直これは思った程生活を変えてくれないなという物もありますので是非最後までご覧ください。
目次
結論:お気に入りポイントは6つ!
お気に入りポイント
- 御影石
- 静音シンク
- 広い作業空間
- 自在棚
- 電源の位置
- カウンターの高さ
今回挙げたものは本当に良かったと普段から思っているものと、しっかり意図的に施工して良かったと思うものだけを厳選してみました。
これ以外もいいポイントは探せばあるかもしれないけど、長期的には生活を変え続けてくれるものではなかったのだと思います。
それではそれぞれ何でいいと思ったのか解説していきたいと思います。
御影石
実際これが一番気にっているポイント。
どんな人にもとにかくオススメしたいですが、とにかく傷・熱に強いというのが普段使いには本当に心強いです。
料理の最中にちょっとフライパンを火から避けておきたい。
煮込みが終わって一旦避けてコンロを空けたい。
こんな時にも鍋敷き等を何も敷かなくてもサッと置けてめっちゃ便利!
とにかく料理中に細かい事で悩まなくてもいいのが1番のメリット。
掃除も現状はアルコールスプレーで拭き上げるだけだからお手入れも簡単でズボラとキレイの矛盾を叶えてくれる家事の味方!
静音シンク
賃貸アパートの時にこんな場面があった。
洗い物の最中にカウンター越しに話かけられて、「え?なに?全然聞こえないんだけど!後にして!」
と何でこんなに聞こえない状況で話しかけてくんねん!
そんな日常の些細な場面でストレスが生じる事があった。
みんなも生活の中でそんな場面が無かっただろうか?
それが一条工務店の静音シンクだと解決できる。
そこまでの用途を考えて作られているかは分からないが、シンクの下に防音材が入っておりシャワーの水がシンクに当たる際の音がかなり小さくなっており普通に会話ができるくらいになっている。
カタログとかにも地味に静音シンクとは記載がありますが、これが隠れファインプレーの仕様だと自分は思っています。
日常何気なくあったストレスも解消できるし、夜中にシンクを使っても家族に迷惑をかけないのは本当に助かるポイントです。
広い作業空間
一条工務店のカウンターキッチンはスリム、ワイド、ステップと3種類から選択ができますが、我が家はワイドカウンターを採用しています。
違いについては幅は全て同じになっていますが、奥行きが変わってきます。
ワイドカウンターだと奥行きが1050㎜となっているので、鍋一時的に置いておいくにもかなりスペースに余裕があります。
ステップカウンターも奥行きはワイドよりも更に広くなっていますが、段差もある分調理中に使えるスペースという意味ではワイドの方が広くなっているのでステップに魅力がないようであればワイドの方が断然オススメです。
一条工務店のみならず、注文住宅の良さとしてこのキッチンの広さは料理が好きな人にしたら本当に魅力的ですよね!
ある程度のキッチンの広さが確保できるようであれば、カウンターの広いさにはこだわっていこう!
自在棚
キッチンスペースにはとにかく使い勝手がいいから自在棚をどこかには採用して欲しい。
- カップボードと並べて家電収納としての活用
- 見えないキッチン奥で清掃用具とかの見られたくない小物の整理
用途はそれぞれの家庭で色を出せるが、我が家の場合はキッチン奥に配置している。
キッチン奥に配置した理由に関してはインスタでも何度か紹介しているが、とにかく普段使っているキッチンの掃除用具の使い勝手が格段に良くなる。
掃除用具って毎日の小掃除で使うから、取り出しやすい場所に設置しておきたいんだけど、そうしてしまうと途端に生活感が出てしまう。
そこで取り出しやすいけどリビングからは死角になるキッチン奥というわけだ。
更にいいポイントとしては、掃除用具以外にもラップやゴミ袋のストックなども一緒にしまっておけるのも気に入っているポイント。
もう一つの主な用途としての家電収納だが、一条工務店のオプションにもある家電収納は確かに使い勝手はいいんだけど、とにかくオプション代金が高すぎてマイホームハイになっていたとしても流石に身構えてしまう程。(オプション代金196,000円)
通常のカップボードだけだと意外と家電の置き場所が足りなくなったり、コンセントの位置や数が足りなかったりと微妙なポイントがいくつか出てくるので、キッチンの不足する用途を補うように採用するとキッチンの満足度がグッと上がると思います。
電源の位置
一条工務店のキッチンカウンターやカップボードに備え付けになってる電源の位置は少しクセがある。
まずキッチンカウンターから見ていきたい。
キッチンに立った場合には対面に4か所コンセントがある。
一番パッと浮かぶ用途としては、電気式の鍋やホットプレートで焼き肉をしたりする際に活躍する場所になる。
あと我が家の場合は「Amazon echo show5」をカウンター側のコンセントを使用して繋いでいる。
少し話が逸れるが、キッチンにスマートスピーカーは非常に相性がいいから今まで使ったことがない方にも使って欲しい。
何となく何が便利なのかいまいちピンとこないかもしれないが、これが結構使える。
我が家はこんな感じで使っています。
echo show5用途
- 料理中のBGM
- クックパッド
- 動画視聴
- テレビのON・OFF
- 予定の確認
キッチンに置いておけばリビングのテレビまで操作ができるから、出かける際にちょっと声で操作すればいいから本当にちょっとした手間が削減できる。
更に最近流行りのSwitchbotと組み合わせればその使い勝手は無限大。
少しでも日常の作業にめんどくささを感じる人は是非一度スマートスピーカを検討してみて欲しいです。
echoshowリンク
続いてはカップボードのコンセント位置になるが、これはもうはっきり言ってクソ。
何で天面にコンセント付けてんねん。
せっかくスタイリッシュなキッチンにしたいのにコンセントが上から垂れてたら見映えめっちゃ悪い。
だから我が家は両サイドの背面にコンセントを追加で作用して使用している。
天面のコンセントは一つも使ってない。
よっぽど気にしない人以外はコンセントの増設を検討して欲しい。
カウンターの高さ
キッチンカウンターの高さを変えられるのはマイホームの特権と言ってもいい。
我が家は自分が身長177センチ、奥さんも身長171センチだから通常のキッチンだと作業中に腰が爆発する。
だからこそキッチンは一条工務店の選択肢の最大の高さでもある900㎜を採用した。
pickup
少し高さに迷うことがあった場合は、少し高いかもという高さにすることをおすすめしたい。
シンクは掘り下げてあるし、腰を曲げて家事をやることの方が体への負担は大きくなると思ってる。
夫婦の身長の兼ね合いもあるとは思うが後から変更ができないからこそしっかり検討して欲しい。高い分には台を置くことで最悪は調整ができる。
過剰設備では幸せになれない
さて、ここまでは自分が思うキッチンのお気に入りポイントを紹介してきたがタイトル回収をここからしていきたい。
キッチンの過剰設備では幸せになれないというのにはいくつか理由がある。
カップボード
まずはカップボード。
今もう住んでいる人も打ち合わせをしている人も、キッチンのカップボードって何だかオプション選びの中心的な存在になってない?
こんな具合になってたら要注意。
確かに収納が間に合わなければそれは困るけど、本当に収納を広げることが正義なの?
そんな食器の収納にお金かける?
入居して約2年が経過しますが、カップボードに関して生活が大きく変わった実感はないしむしろ使いこなせていない感が否めない。
夫婦と子供1人の我が家の場合ではあるが、上下あるカップボードは下だけでも十分なサイズ感だった。
単純な収納スペースの問題以外にも、食器類を収納に合わせて揃えて買っておくとキレイに並べることができて収納も無駄なくできるからおすすめ!
インスタで見ていいなと思ったのは、下の段のみカップボードを採用して上段は木目の普通の棚にして見せる収納にする。そうすることでカップボードの圧迫感もないしオシャレな温かみのある収納になる。
しかも一条工務店の場合は、採用しないものがあると素直に減額になるケースがほとんどときたら十分検討する価値があると思う。
今の自分なら、とにかくカップボードにそこまでお金をかけずに、最後に迫ってくる外構に予算を残しておく選択を取るだろう。
IH・ガスコンロ
海外製のコンロやオールメタルでどんな鍋でも対応できるオプションのコンロを選ぶ方も多いだろう。
だが私は標準のIHを選んで不満は全くない。
もちろん比較したポイントもいくつかあったが、代用できたりするものも多数あった為、満足度の低下は無く使用できている。
その比較したポイントは、主にラクッキングリルとオールメタルの有無がポイントになった。
ラクッキングリルは評判も良くて採用を悩んだが、広告となるHPなどをよく見て欲しい。
ラクッキングリルはパナソニックの商品なのだが、それってオーブンレンジのビストロでも出来ること大体同じだよね?って捻くれ者の自分は思っちゃうんですよね。
レンジもあるからオーブンレンジはほぼ購入するし、280度の高温調理ができると謳っているが東芝だと300度のオーブンレンジも出てるからわざわざグリルにそんな機能はいらない。
洗い物のことを考えてもオーブンレンジの方が楽だし、マーケティングに上手く乗せられたら最適解を見失う。
ラクッキングリルを採用することは片方、両方は選ぶにしてもオールメタルにすることにもなる。その金額が約6万〜8万って高すぎない?
あまりにもマイホームの打ち合わせ中は金銭感覚麻痺しているとはいえ、さすがに高いて。
それであれば新居用に新しい鍋やフライパンを新調したり、新居のお祝いに少し旅行に行ったりした方がきっと有意義だと思う。
でもこの金額が全然余裕だっていう金銭感覚なら何も迷わず全てを採用すればOK。
私個人の感想だが、海外製のコンロも映える以外に劇的に調理性能が良くなるかは不明。ただデザイン含めて毎日の家事が超絶楽しくなって、効率爆上がりの可能性はもちろん残されているからその場合は例外として即採用したいところだ。
家事、人生を楽しむ浪費は何よりも大事にしたい。
まとめ
キッチンの選び方まとめ
- オプションは基本的に御影石・タッチレス水栓・自在棚がおすすめ!
- 電源コンセントは数だけでは無く、用途も考えて場所を配置する
- 見映えが良くても騙されるな!過剰設備では幸せになれない
- 予算に余裕があれば何でもぶっこんだらいい
- カウンターの高さは少し高いくらいがおすすめ!
- 標準の静音シンクが意外と侮れない
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キッチンってHM側もオプションを盛り込みやすいポイントではあるから、見映えがいいオプションがよりどりみどり。
でも実際に生活してみると過剰設備にお金を費やしても満足度はそんなに上がらない。
それよりも外構であったり、棚を後から増設できるように下地補強をしたりする方がよっぽど満足度は高くなるし、住めば住むほど良さが出てくる。
「本当の良さは地味なところから見つかる」
これを忘れずに後悔のないキッチンと、楽しい家づくりを皆さんにしていただけたらと思います!
最後までありがとうございました!
ではまた!