今回はこれからの旬な話題になるであろう、一条工務店の代名詞ともいえる「床暖房」についてレビューしていきたいと思う。
これから一条工務店でマイホームを検討中の方は、床暖房の良さはもう知っているという方が多いはず。
だけど実際はどれくらいメリット・デメリットがあるの?といったところの"実体験"が気になるところ。
この記事では惜しみなくリアルを発信していくから、是非参考にして欲しい。
目次
一条工務店の床暖房
一条工務店と言えばまさにこれ。
「全館床暖房が標準仕様」という驚き。
一条オーナーであればもはや当たり前ですが、自分の発想的には「床暖房のある家=お金持ち」と思って生きてきた。
体験する前は、無難に冬寒くないんだろうなくらいにしかイメージできないが、これが思った以上に人生を変えることになった。
基本的な床暖房のメリット・デメリットから、一条工務店だからこそできる、ハイコストパフォーマンスの床暖房の秘密をこの記事で少しずつ紐解いていきたい。
床暖房のメリット
我が家が感じた床暖房のメリットはこちら。
- 24時間常時暖かい
- 暖房器具を置かなくていい
- 部屋全体が暖まる為のぼせたりしない
- 空調による埃の巻き上げが無い
- パジャマ、厚手の部屋着はもう不要
ではそれぞれのポイントを解説していく。
24時間常時暖かい
通常の石油ストーブ等の暖房器具だと、朝起きて寒い中で付けて出かける時に消すというのが平常運航。
しかし、床暖房だとそのシーズンは基本的にはONにしたまま過ごすから、24時間一定の室温が保たれる。
朝起きたり、外出から帰ってきたりしたと時にしっかり暖かいのは最高。
暖房器具を置かなくていい
床暖房であれば暖房器具は必要なくなる。
HM毎に違いはあるから床暖房がLDKだけ入っているとかだと話は変わってくるが、石油ストーブ等を置かなくていいのは家計や家事の負担的にも助かる。
実家でやるあの寒い日の灯油の補充が懐かしい。
あとマイホームで子供がいる中で、熱くなるような暖房器具を置くのは気が気でないから普段の危険を回避できるのは助かる。
部屋全体が暖まりのぼせたりしない
エアコン暖房だと暖かい空気はどんどん部屋の上の方に行くから顔は暑く、足元寒いといった状態に陥りやすい。
冷え性の方は特に足先が寒いのに足元が暖まらないなんていう地獄絵図に。
空調による埃の巻き上げが無い
エアコン等の空調は暖気を風を送ることで部屋に充満させてしまう。
その際に、埃などを巻き上げる要因にもなりアレルギーなんかあると最悪。
takaもハウスダスト関係のアレルギー持ちだから埃が舞うような仕様はきつい。
パジャマ、厚手の部屋着はもう不要
よく冬のシーズンになると「これだけであったかい」系の服や靴下が出てくるだろう。
でも床暖房の家ならそんなものは必要ない。
真冬でも足元から室内は満遍なく暖かいから、服装は半袖半ズボン1択。
もう冬物のなかなか乾かないような無駄な部屋着とはおさらばだ。
洗濯物と買い物の両方を一気に無くせて一石二鳥。そのお金で美味しい鍋を食べようか。
床暖房のデメリット
勿論、メリットがあればデメリットもある。
床暖房のデメリットがこちら
- 電気代がかなりかかる
- 乾燥する
- 急には暖められない
- 故障時に多額のメンテナンス費用がかかる
ではこちらも順番に解説していく。
電気代がかなりかかる
これは言わずもがな。
24時間つけっぱなしになるので電気代は覚悟が必要。
快適さとお金の負担は基本的にはトレードオフ。
後述するが一条工務店の場合は高気密・高断熱だからこそ、デメリットがかなり抑えられているのは大きなポイントになる。
乾燥する
石油ストーブだと加湿効果もあったりするが、床暖房はそういった効果は無いからとにかく乾燥する。
加湿器を付けないと湿度が30%台なんてざらにある。もはや砂漠状態。
加湿器の購入は必須だ。
我が家が購入した加湿器はこちら
急には暖められない
床暖房は暖まるまでの時間はかかる。
エアコンの様に数十分でというわけにはいかず、1日くらいかけてじっくり暖まる感じ。
床暖房をつけるタイミングや設定温度は慣れるまで試行錯誤だ。
故障時に多額のメンテナンス費用がかかる
これが一番のデメリットかもしれない。
パワーコンディショナー等が故障すると何十万単位で費用が掛かるから、メンテナンス面はしっかり把握していくことが重要。
せっかく高額のオプション費用を払っても、修理せずに負の遺産になるのはもったいない。
一条工務店の床暖房の特徴
ここまで床暖房のメリット・デメリットを挙げてきたが、通常の床暖房とは違い一条工務店の床暖房にはいくつかの特徴がある。
この特徴は一条工務店独自のものから、床暖房としての共通のポイントもあると思ってみてもらいたい。
一条工務店の床暖房のポイント
- 全館床暖房
- 高気密・高断熱だからこそできるランニングコストの抑制
- トリプル樹脂サッシによる窓の断熱
- 熱交換換気システム(ロスガード)
- 配管が太く、継ぎ目なし
以上の5つが主な項目。では1つずつ解説していきたい。
全館床暖房
冒頭でも紹介したが、一条工務店は全館床暖房が標準仕様となっている。
玄関からキッチン、お風呂、トイレに至るまで抜かりなし!
家の中一部ではないので、冬だからと家にいる場所に偏りも無く気持ち的にもかなり楽。
トイレやお風呂は冬の極寒地獄の場所でもあるから、そこが暖かい体験を一度したらもう戻れない大きなメリットの1つ。
高気密・高断熱だからこそできるランニングコストの抑制
床暖房のデメリットで挙げたランニングコストの問題。
だが、一条工務店の場合このデメリットを最小化できるくらいの住宅性能がある。
断熱性能に関係する値のQ値が一条工務店の場合平均0.51というかなり高い数値だから、単純な床暖房採用の住宅とはランニングコストが全く違う。
我が家の場合はオール電化で床暖房も床冷房稼働時も16,000円前後。一条工務店の施主はこれくらいが当たり前だとだんだんマヒするが、かなり安くてびっくりする人が多いと思う。
トリプル樹脂サッシによる窓の断熱
これも一条工務店では、窓が標準でトリプル樹脂サッシになる。
大体ペアガラスの窓が主流だが、トリプルガラスになる事で断熱性能や防音性能が格段にアップする。
断熱材も大事だが、寒気は特に窓から侵入する為トリプル樹脂サッシは本当に大切。
熱交換換気システム(ロスガード)
換気システムはただ換気をしないのが一条工務店。
通常は空気を入れ替える際に、その空気だけではなく温度も一緒に入れ替わってしまうから室温も下がってしまう。
その温度低下を防ぐ為に一条工務店のロスガードは、空気を換気する際に暖かい空気に変えてから部屋に送り、温度の低下を最小限に抑えることができる。
配管が太く、継ぎ目なし
床暖房の床には配管が通っていて、それが太いことで床に流している温水も冷めにくくなるから省エネに貢献している。
又、設計段階からすべて床暖房が加味されているから配管の継ぎ目も無く、メンテナンスのリスクを軽減してくれる。
床暖房で変わる生活
今まで実家にいる時からアパートでの生活に至るまで、床暖房なんて無いのが当たり前のような生活。
まだ床暖房を体験していないうちは「床暖房があれば寒くないんでしょ。はいはい。」とまあこれ位の認識だったのは内緒の話。
でも、我が家の場合は引き渡しが丁度冬だったこともあり、引き渡し後から即床暖房生活が始まった。
その快適さの連鎖は凄まじい。
- 暖房器具を置かない事の清々しさ
- 24時間暖房を入切しなくていい
- 家中どこでも暖かい
- 部屋で厚着しないので洗濯物が少ない
これがどれほどの破壊力があるのかは実際に住んでみてからきっと体感できるはず。
一条工務店の場合は標準で全館床暖房とういうのが大きな売りでもあるが、色々なHMで床暖房の取り扱いがある。
その導入コストとランニングコスト、それに快適さも考えてみて、もし可能であれば床暖房は是非採用して欲しい。
どんな家具・家電よりも生活を豊かにしてくれること間違いなし。
冬の室内が寒くないことが、日本においてQOLを爆上げする欠かせないポイントとなるはずだ。
これからの長い人生。快適な冬を送ろう。
ではまた!