後悔ポイントも多く見るコンセント位置の問題。
電気関係の工事は後からの変更は難しいし、お金もかかる。
テレビにパソコンにルンバ、照明機器…考え出したらもう全部電気必要でしょ!という勢いで現在は電気を使う物ばかり。
今回は、どこか必ず漏れは出ると言われるコンセント位置を網羅すべく、我が家のコンセント位置のポイントを丁寧に解説していきたい。
目次
電気工事って何から考えるの?
一条工務店で家を検討中の方は、電気工事まで来るといよいよ着手承諾が迫ってきている頃だろう。
これから解説してく電気工事だが、一体何から始めていいやら…
正直楽しい打ち合わせも、最終段階で少し疲れてしまっている方はあとひと踏ん張りだ!
言わずもがな、この電気工事が家の快適性に大きく影響を及ぼす。
大まかな流れは、各部屋のコンセントの数➡コンセントの高さと位置➡どんな種類にするか
この様な流れになっていく。
ココがポイント
しっかり部屋毎に工程を分けて考えないと抜けが出てしまい、後悔ポイントになってしまうのでしっかり工程を守りましょう!
電源類の配置を考える
コンセントはとりあえず多く付けろ!LANもテレビも全部屋付けろ!
これはよく聞く話だと思う。
もちろん、ここまで自由に採用可能であればそれこそ間違いはない。
だが、電気関係はすべてが無料では無いのが悩ましいポイントだ。
又、見た目にもコンセントだらけの家はどうしてもスマートではなくなってしまうから、やはり適材適所がベストになる。
確かに個数も大切なのだが、一番大切なのはライフスタイルに合った数が適切な場所に付いているかが一番大切。
玄関
まずは玄関から順番に解説をしてく。
オススメなのは家の動線を考えながら決めていくと、新居での生活も想像しやすくてさらに精度が上がるから意識して欲しい!
まず我が家の図面を見ていきたい。
ポイント
我が家の場合コンセントは1ヵ所だったが、シューズクロークの中とシューズボックスを採用した方は、シューズボックスにもコンセントがあると何かと便利になる。
シューズボックスの場所のイメージは上の画像の位置。
バッテリー等の充電がある場合は、シューズクローク内にもコンセントを付けておけば収納しながら使用できるから便利。
シューズボックスの上は固定電話や、ちょっとしたインテリア関係など置けるようにする為コンセントの設置があると間違いない。
玄関でテレビ等はあまり見ないだろうから、標準の3口コンセントが無難。
LDK全般
一番メインとなるLDKのコンセント。数も1番多くなるポイントでもある。
まず我が家のプランがこちら。
検討箇所
・テレビ用
・ソファ周辺
・押入Bのコンセント
・カップボード追加コンセント
壁掛けテレビ
まず一番大きい部分でテレビのコンセントがある。
これは注文住宅を建てる方がまず最初に綺麗にしたいと思う場所ではないだろうか。センスが試されるポイントでもあるが、いかんせん人生でこんなコンセントの位置を決めた事がある人なんてほとんどいないだろう。
まずテレビが壁掛けかスタンドかで大きく変わってくる。
スタンドの場合はテレビボードの裏にコンセントがあれば、配線自体はそれだけでもテレビで隠れることもあり十分だと思う。
ココがポイント
テレビボードの高さでコンセントの位置を決めるので、事前に購入予定のテレビボードが決まっているとGood!
それぞれテレビボードがどれくらいの高さになるかが重要になるから、購入予定の物を予め決めておくのが吉!
我が家は壁掛けだが、i-smart専用ローボードを採用し標準となるH300のまま採用。これは実際250でも良かった。
壁掛け部分のコンセントは、我が家の場合はH1340に指定した。
この壁掛けの際の高さは一番難易度が高いかもしれない。
一概にどの高さが一番良いとされるポイントが無いからだ。
- ソファの高さ
- 実際にテレビを見る家族の身長差
- テレビの大きさ
- テレビからの距離
様々な要因があるけれども、決める際のポイントはこんな感じ。
step
1欲しいテレビ、大きさを決める
step
2テレビの仕様距離を計算する
step
3高さを決める
まずは欲しいインチを決めていこう。
次に紹介していく視聴適正距離を決めるのに必要になってくる。
メーカーによって画面のベゼル、いわゆる淵がほとんどないテレビが主流になってきているから、欲しいメーカーのテレビの型番を確認して寸法は必ずチェックして欲しい。
欲しいテレビが決まったら次は視聴適正距離を考える。
こちらはSONYの資料を参考にさせてもらったから、算出の式を紹介したい。
「テレビの高さ×1.5」
これがおおよそのテレビの視聴距離の目安となる。
SONYの65インチで例えると、
テレビの高さ84.1×1.5=126.1 1.2~1.3mくらいが適正視聴距離となる。
一条工務店の図面で言えば、1マスが約900㎜だから2マス弱といった距離になってくる。
これを踏まえて考えると、広いLDKが確保できるようなら思い切って大画面にしたいところ!夢は膨らむ一方。
予算が一番のネックにはなるが。(笑)
これで視聴距離が決まった。
最後に肝心の高さの部分となる。
視聴距離が決まったら、先程の公式で当てはめてたテレビの高さをスケールで実際に確認してみよう。
この際も精度を高めるなら、購入予定のソファに座ってチェックしてみるのが一番良い。
ココがポイント
チェックする際は画面中心が目線よりあまり上にならないような位置で!
せっかくのマイホームはお気に入りの映画を家族で楽しみたいはず!
そんな映像を見る際に人間の目は、上を見る事の方がストレスを感じやすくなる。
だから少し目線を落とし気味か、平行で見れるような高さでの設定が快適なテレビ視聴のポイント。
これまでの内容をもとにコンセントの位置を決めていこう!
コンセントの種類に関してだが、現在のテレビはYouTubeをはじめとした動画配信サービスが定番になってきている。
もちろんWi-Fiに対応している機種も多いが、ネット回線が安定するというメリットが大きいのも事実。ここはケチらずに情報コンセントを採用して有線で接続しよう。
オススメポイント
ソファ近く(電動リクライニングソファ)
次にソファ周辺のコンセントについて考えていく。
ソファ周辺は主にスマホの充電がメインになってくる。
我が家は電動リクライニングのソファが欲しかったからそれも踏まえてコンセントを配置した。
ただ間取りの問題でスリットスライダーも入る為、場所をずらして採用した。
これに関しては高さがというよりも、付け忘れないようにしっかりチェックしていきたい。
コンセントの種類もスマホや家電関係がメインの場所だから、標準の物で十分だろう。
押入B(掃除用具入れ)
最後のポイントは我が家の図面にある押入Bのご紹介。
これは我が家のパターンでLDKではない場所の可能性もあるが、かなりこだわった場所でもあるから内容が少しでも参考になれば幸いだ。
この収納には、ダイソンの掃除機のブラケットを付けるためにコンセントを設置した。
我が家はダイソンのV11を次世代住宅ポイントで交換した為、それに合わせて高さは決めていった。
ココがポイント
ダイソンの場合ダイソンの長さ±100㎜前後でOK。壁掛け用の下地も忘れずに!
ダイソン等の掃除用具を入れるスペースで見えない箇所でもあるから、情報コンセントや特殊な物ではなく標準のままだ。
キッチン
「え?キッチンも追加でコンセントが必要なの?カップボードにも付いているんじゃないの?」
理由としては画像のようにカップボードの上にコンセントが付いているのが大きな理由になる。(分かりづらくてすいません)
スマートに見せたいのに上から配線が垂れていたら全然スマートじゃない!さすがにダメだ。
最初からここのコンセントはおまけ程度に考えておき、カップボードの背面にコンセントを設置するのがベスト!
もし家電を家電収納等で見えないようにするよという人も、スマートスピーカーや電気鍋等でも使えて何かと便利だから1ヵ所は採用しておこう。
又、自在棚を設置して簡易的な家電収納にするハイセンスな猛者もいるから、その際はその自在棚に合わせてコンセントの調整をしてみて欲しい。
ココがポイント
カップボード壁側に1ヵ所でもコンセントを設置する!
主寝室
- 枕元
- 寝室テレビ
枕元はスマホを充電しながら使用するコンセント。
我が家はコンセントが付いたベットを購入予定の為、それに合わせて標準の高さのまま採用した。
寝室テレビのコンセント、正直これにはこだわりが詰まっている。いや、ロマンが詰まってる!
「横になりながらでもテレビを見たい!」
そんなしょうもない子供の頃からの夢を叶えた!(笑)
横になった時に首が辛くならない高さをスケールで測り、H1860に設定した。
壁掛けにして配線も隠す事で完璧な内容になったと自負している。完全な自己満足だ。
又LDKと同様に、ネットの動画サービスも再生できるように情報コンセントを採用した。
また実際の使い心地はインスタでPOSTしたいと思います。
おすすめポイント
主寝室テレビは我が家のオススメ!是非ロマンを共有したい!
今はこんなプロジェクターなんかもあるから、テレビはハードル高いと思ったらチェックしてみるのもあり。
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和室
和室に関しては、予備程度でしかコンセントの採用はしていない。
隣がLDKという事もある為、加湿器やお客様用でスマホを充電できるようにコンセントを付けたりしておいた。
子供が和室にいることが多いと思い、子供がテレビをみたいとなった時にはテレビを簡易的に置けるようにした。あくまでも簡易的な為LANは付けずにテレビアンテナのみ付いたタイプを採用した。※住み始めて1年が経過したが一度も使ったことは無い。
洋室(子供部屋)
子供部屋はある程度大きくなってから使うことを踏まえて、コンセントの配置を考えた。
コンセントはエアコン含めて全4箇所採用した。
まだどうなるか分からない部分も多かった為、壁毎に設置した形にしてある。
ベッドを置いた時に使えるコンセントと、テレビのコンセントといういたってシンプルな内容。
ココがポイント
子供部屋は数よりもテレビ、LANの必要性を考え必要かを要検討!
書斎
書斎は人によってレイアウトが異なる為、違いが出やすい場所でもある。
我が家はデスクとしてフリーカウンターを設置した。→2021年DIYで電動昇降デスクへ変更済み
デスク上にパソコン用の情報コンセント、ノートPCを置いたりもできるよう左右にコンセントを配置した。
又、プリンター等を足元に設置出来るように3口コンセントを採用してある。
ココがポイント
作業性も踏まえ購入デスクに合わせた高さを考えよう!デスク両サイドあると便利!
屋外
屋外に関しては1ヵ所はほとんどの方が採用するだろう。だがここで我が家ならではのおすすめが、画像にある将来用EVの採用だ。
今は電気自動車に乗っていないという人も、今後はガソリン車が売れなくなるという未来もある中では電気自動車に乗る可能性は高い。
そんな時に将来的にEV用に変更ができる電源を付けることが出来る。
最初のオプションで付ける事も勿論可能なのだが、使う時期等がまだ分からない物にお金を使うのも抵抗あるからこの形で採用した。
(2022/1/10)追記:我が家の駐車場の関係上、玄関付近に設置すべきでした。もし設置を検討する際には駐車場の位置もしっかり考慮してください。
ココがポイント
将来用EVは後からでも変更できるようにコンセントを設置できる!
まとめ
玄関・・・インテリア、シューズボックス、シューズクロークでの検討を
LDK全般・・・テレビのコンセント高さ、ソファに座っての生活感も意識して
主寝室・・・ベッド脇は絶対!寝ながらテレビが我が家のオススメ!
和室・・・お客様用としても検討を!ちょっとした家電用に最低1ヵ所!
洋室・・・子供部屋はスタンダードに壁毎に1ヵ所でOK!
書斎・・・カウンターの両サイド、足元にも忘れずに!
屋外・・・将来用EVは後からでも採用できる
失敗しない為にも購入予定の家具・家電もある程度決めておくとGood!
今回のコンセント位置に始まり、間取りや設備など家づくりにおいては知らなかったでは済まない重要なポイントがあります。
それを防ぐには事前に情報をひたすら拾っていく事。
インスタ、YouTube、それにこの「DREAM BLOG」など、その情報源は実に様々。
これらは全て無料で利用できますが、実は他にも無料で色々お手伝いしてくれるサービスがあるのを知っていましたか?
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「マイホームは3階建てないと満足のいく家が建てられない」こんな定説を覆すためにも、色々な角度から情報収集して是非最高のマイホームに役立ててみてください!
いかがだったでしょうか?
今回は打ち合わせの中で後悔ポイントになりやすいコンセントの位置のポイントをまとめてみました。
オススメの主寝室テレビは是非検討してみてください!
LDKのメインのテレビに関しても、視聴距離まで考える事で満足度の高い内容になるかと思いますので、参考になれば幸いです!
壁掛けの方法に関してはインスタでもまとめてますので、フォローも是非お願い致します!