Xを見ていると家づくりに取り憑かれている人があまりにも多いことに衝撃を受ける。マイホームってなんで建てるんだっけ…
実際にマイホームを建てて住んでいる身として、家をこれから建てる又は住んでいく上で大事なことを改めて考えていきマイホームに取り憑かれている人を救いたい。
取り憑かれた施主
家づくりやマイホームでの暮らし取り憑かれている人があまりにも多すぎる。やれC値が◯◯だとか、やれ窓は樹脂がいいのかペアなのかトリプルガラスなのか。住み始めてからも「◯式の節約術でお得に♪」みたいな感じでもうええわと思うくらいに疲れる。こんなことを言うと突き詰めるのが悪いように聞こえてしまうだろうがそんなことはない。ある程度の知識を持たないと消費者としてはカモにされてしまうから”ある程度”は必要なのは理解している。でもそのいい塩梅を越えようといている、あるいは超えてしまっている人があまりにも多い。
では一体なぜそうなってしまうのか。私が考える一番の理由は金銭的に「損」をしたくないからだと思う。
不動産の購入なんて富裕層でない限りは人生においては1回あるか無いかの経験になるし、人生史上最も高額になる可能性が極めて高い。これがまたやっかいだ。基本的に人は失敗を繰り返してものの良し悪しを判断していくことになるのだが、その判断のチャンスがマイホームの購入にはない。だから重要な判断を下すためにとにかく安心材料や納得感を得ようと情報集めに施主は奔走するのだ。
ハウスメーカーや工務店の言われるがままに建てていた昭和から平成の時代。情報がある事が幸か不幸か…私たちは難しい状況に今立たされている。
マイホームの価値
ここで話したいマイホームの価値は金銭的な観点だけではない。マイホームをいうものをどう捉えているのかを考えていきたい。
マイホームと言っても印象は人それぞれで回答は異なってくる。
- 将来的な家賃を払いたくないからマイホーム
- 資産性が高い物件を購入し、自宅だが不動産投資の意味合いも強い
- 家族と過ごす時間の質を上げる為にマイホーム
- ライフスタイルに合う家が賃貸では無いためマイホーム
その人の生活レベルやスタイルによって当然違いが出てくるのだが、マイホームはあくまでも手段だと言うことを忘れてはいけない。
我が家の場合には子供が生まれるタイミングでマイホームを建てようと決断した。とにかくお隣さんとかを気にしながらの子育てがストレスになりそうという感覚とアパートでの生活に広さ的な部分で限界も感じていた。その上奥さんが潔癖気味なため中古物件は難しく、一戸建ての新築賃貸があればいいのだがそんな都合よくもいかず…
人それぞれだったが前向きであったはずのマイホームの価値や購入理由が打ち合わせを進めていくにつれて薄れていき、損したくない感情や辿り着くことのない理想を追い求めていくことになる。
何が重要なのか
家づくりはとにかく情報だけに惑わされないこと。自分自身の理想や要望と、情報のインプットによって知ったことは分けてノートなどにまとめておくのがおすすめ。
そうでもしない限りは入ってくる情報に引っ張られ過ぎてしまい、十人十色であったはずのマイホームを建てる本当の目的を見失う。インスタ、ブログ、X、YouTubeこの辺りで情報収集を行うだろうが、個人で発信しているような趣味でやっているようなブログが断然おすすめ。本当に専門的なことを理解するのは難しいから、施主の体感で話していることを重ね合わせながらイメージしていく方がいいだろう。
これから長い人生を過ごす家なのだから情報のインプットは3〜4割程度であとは自分の理想に突き進んでいこう。
奇跡の100点じゃなく、一条工務店の85点を選ぶ価値
家づくりに躍起になっているみなさんに声を大にして言いたい。
これまでにXでもポストしてきたのだが、人生で取り返しのつかない一発勝負でもある家づくりなのに奇跡とも言える100点満点を狙いにいく事がどれだけギャンブルなのか。言葉を選ばずに言えば「気が狂った判断」としか言えない。人生を賭けた選択をそんな低確率なものにベットできる?そもそも自分だけはきっと満点取れると思い込んでる?いやいや、人生でその瞬間しかインプットしないようなマイホームの知識なんてにわかでしかないからむず過ぎる。
だからこそ私は家づくりにおいて安定して85点を取れる一条工務店をおすすめしている。
少し内容の話をすると、一条工務店を選ぶポイントは大きく分けて4つある。
一条工務店のポイント
- 自社製品が多く、同じ製品を使っている人が多い(情報が多い)
- 性能の担保する側面から「一条ルール」と呼ばれる厳しいルールが存在する
- どのラインナップも性能ありきだから好みで選びやすい
- 基本的に値引きはなく、他人との価格競争に巻き込まれない
私も一条工務店で建てたのだからポジショントークであることは認めるが、もし他にも同じようなスタンスの会社があればどこでもいい。少し余談だが、一条工務店の家に関してはほとんどがフェリピンの工場で製造されており、日本では大枠の組み立てと大工さんによる細かい仕上げの形になるためクオリティーに安定感がある。端的に言えばマイホームを購入する上で本当にQOLが上がるような性能や価格面での平等性が担保されている。これこそが私の考える安定した85点で満足した家づくりができるという考えだ。
家づくりは人生の中でも大きなイベントの一つであり、本当に楽しい時間を過ごすための大切な手段でもある。100点を狙いにいってトラブルを起こしてしまったり、価格と内容が見合わなくて満足度が低かったりではあまりにも酷だろう。SNSの情報に踊らされずに落ち着いて自分たちの求めていることをまとめて家づくりを楽しんでほしい。間違っても変な安心材料のためにC値でマウントの取り合いなんてのはやめてほしいと願うばかりだ。
最後に
今回の記事いかがだったでしょうか。
本当に家づくりに対してもこれだけ情報が溢れていて、日々盛り上がっているなら100点を目指そうとしちゃいますよね。損したくないですし同じHMであっても自分だけは最高の仕上がりであって欲しいなんていう人間の弱さが滲み出てきそうで怖いです。
一条工務店は仕事で言えば公務員のような安定感だと思っています。とにかくある程度要望を伝えて建ったマイホームの満足度は高いのではないでしょうか。目指せ!85点!
ではまた!