2020年に引き渡されたマイホームも丸3年が経過し4年目に突入。
人生でも最大と言えるマイホームという買い物で、当初はもちろんその嬉しさに舞い上がっていた…でも私としてはよく言われるような「一国の主人」のような感覚よりかは純粋に生活や人生が変化していくことが単純に嬉しかった。
確かに当時もよく調べてマイホーム計画をしていたが、住み始めて4年もするとさすがに冷静な評価が下せる。今だからこそマイホームに関しての本当の満足度を改めて考えてみた。
マイホームは良くも悪くも一生物だから少しでも長期的なレビューに価値があると思うから参考にしてほしい。
目次
とりあえず大きな失敗はなく大満足
とにかく冒頭で言いたいのはマイホームにはとにかく大満足している。
こいつただの自慢じゃねぇかと思った方には「大正解!!!」と大きな声で答えていきたい。
純粋に自慢を自慢だと発言できるくらい現状のマイホームに満足しているし、生活、いや人生が変わったと言っても過言ではないくらいだ。
でも案外要望はそんなに多くなくて、主な要望はこんな感じ。
我が家の要望
- 平家
- 勾配天井
- 内装は白がメイン
- 書斎が欲しい
- 全体で30〜35坪程度
正直この内容だとイレギュラーな事は無いし、我が家の担当営業さんはかなり楽だったのではないかと思う。
空調関連は特にいい!
一条工務店といえば空調関連だろう。子育ても視野に入れたマイホームだったからとにかく空調に気を遣わなくていいのは本当に助かった。これは世の中の子育て世代の方には声を大にして真っ先に伝えたいポイントになるだろう。
いくら柵を設置していたってストーブは危険だし、扇風機の類だって心配は絶えない。生活を便利にしてくれる家電は同時に危険が伴うケースがほとんどだから少し目を離した時に危険に遭遇しているかと思うとゾッとする。
まず危険が及ばない為には設置しないことが究極だと思うけど、それが一条工務店の場合だといとも簡単に実現できる。床暖房・床冷房だし、天井にサーキュレーターが埋め込まれているから触れる心配がない。
夏場の猛暑の時にようやくエアコンを稼働させる程度で全く我慢の必要がない快適な1年が過ごせることを約束しよう。
音が漏れない
一条工務店の住宅は高気密の副産物として防音性能が非常に高いのが特徴になる。子供のはしゃいている声はもちろん、掃除機の音だって何時にかけたって近隣に迷惑なんてかからない。
生活音は意外とプライベート情報が盛り込まれているから音が漏れない事は生活をしていく中でストレス軽減に大きく役立っている。
光熱費が本当に安い
一条工務店だけではないが、ハウスメーカーの営業マンは光熱費の安さをアピールしている所も多いはずだ。でも光熱費なんてケースバイケースなんだし、住み始めてからの光熱費を保証してくれるようなものでもないから疑ってかかってしまうもの。
でも一条工務店の場合には本当にいい意味で期待を裏切ってくれた。我慢したくないというもっともらしい理由から冷暖房を一切ケチらずに使いまくっているが本当に安い。しかもオール電化でこの金額なら大満足だ。
コメダ珈琲のメニュー写真が逆詐欺みたいに写真よりもデカくて美味しいものが来るかのように、一条工務店の光熱費に関しても広告以上に効果があったように感じる。
参考までに直近6ヶ月の我が家の電気代を記載しておく。(上から2024年2月〜2023年9月分)
- 25,138円
- 18,421円
- 15,354円
- 18,565円
- 17,138円
- 15,845円
欠点は木材関係の耐久性
住み始めて感じるリアルな欠点は木材の耐久性の低さ。これを”木材”と強調した理由は一部ではなく、何箇所かあってかなり困っているから。主には床材とドアなどの建具になる。
ドアは少し椅子をぶつけたらえぐれ、フローリングも何か落とすたびにえぐれたり凹んでしまったりととにかくメンタルがもたない…これは比較していないから何とも言えない所もあるのだが、もう少し耐えて欲しいという気持ちはある。
少しのえぐれで修理やドアの交換なんてものはしたくないけど心はえぐられる。シャレにできるだけまだマシかとは思いつつもやっぱり新築のマイホームでの傷は嫌だ。
フローリングに関しては後述するのだがまだ保険があるから定期的に直してもらっていてメンタルの安定を保っている。
森のしずくのサービス
森のしずくは一条工務店で建てるなら必ず聞くであろうフロアコーティングの会社だ。
一条工務店のi-smartの標準のフローリングは非常に滑りやすくて、傷にも弱い。質感はいいのだが、いかんせん木が柔らかくて傷がつきやすいのだろう。
そこでマイホームを建てる大半の人がフロアコーティングを施工するのだが、本当の良さはこのフロアコーティングではない。いや、そんなことを言ったら失礼なのだろうが一番の良さはアフターメンテナンスの手厚さ。
簡単に言えば、「自分でつけてしまった傷でも20年間は何度でも無料で直しますよ」という神対応。大事なのは”自分でつけたものもOK”というポイント。
まあ床が勝手に傷ついたり亀裂が入ったらお祓いレベルの怪奇現象なのだが、普通に生活していて物を落とさないなど至難の業すぎる。特に我が家で多いのがキッチン。とにかく細かい食器や調理器具を落とすし、頻度も高くて傷が集中していた。
コミット度合いの問題もありますが現状では年1回ペースくらいの依頼で間に合っている。
承認欲求との闘いに勝て
マイホームを建てた上で良かったのは見栄を張らなかったこと。住み始めてからも「こんなに広い部屋はいらなかった」等のとりあえずやっておこうという部分を切り捨てたから本当にちょうどいいマイホームになったと我ながら思っている。
でも当初はせっかく新築で建てるならでかい家にしたかったという希望はあったものの結局30坪の平家にした。30坪で平家だと都内とかの一等地だと贅沢でも田舎に住んでいる私からすれば小さい部類に入る。
田舎だと新しい家場合には35坪、地元工務店で建てる場合には40坪なんてことも多い。30坪は小さい。
その中で見栄を張らずに30坪の平家にした事で無駄はなく、狭すぎることもない最高にちょうどいい環境になった。
パッと見では小さくて豪邸感はなくてもライフスタイルに合わせることが何よりも大事。
建て替えるならこれを変えたい
大満足しているマイホームだが強いて挙げる建て替えるなら変えたい部分は書斎だけかもしれない。我が家の書斎は2帖だから少し狭い。
僅かな差かもしれないが3帖にすればもう少し余裕があって広いデスクにもできた。
2帖でも作業だけなら不満はないのだが建て替えレベルでもし当時に戻れるならこの書斎だけは3帖の世界線を見てみたい。
その他のライトの種類やクロスに関してはリフォームでも対応できるから不満はこの1点くらいと読者からすればつまらない結果となった。だが私にすればいい結果になった事でもあるから良しとしよう。
最後に
住み始めて3年が経過しましたが、正直まだまだ建てたばかりの感動があって散歩からの帰り道には子供に「あ、良い家が見えてきたね」なんて気持ち悪い惚気が入るのはここだけの話。
でもそれくらいに本当に家を建てて良かったと思ってるし、子供が家を出るまでが20年間くらいだとしてもその20年を大事にしてきたいです。
金銭的には賃貸だとか、環境を変えられないことがデメリットとか情報が溢れる中で色々言われてますが、全てが合理的じゃなくてもいいのかなと。
かけがえのない時間を有意義に過ごす為にも最高のマイホームを検討して欲しいと思います!
ではまた!