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【徹底比較】HHKBとKeychronK8Proを使い比べて感じた○つの事!価格差抜きの使いやすさだけならHHKB派!

デスクの中心的存在のキーボード。その中でも人気が高いHHKBとKeychronを愛用しているのだが、キーボードには合う合わないもあるから最適解は人によって違ってくるだろう。

そこで今回はHHKBとKeychronを比較しながら使ってみたポイントをまとめて紹介していきたい。価格差がある比較になるから本当にどこまでこだわりたいのかも踏まえながら、あなたの好みに合うキーボード選びの参考にして欲しい。

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まずはざっくりとしたキーボードのスペックをおさらい程度に確認していこう。

HHKB Professional HYBRID typeS

Keychron K8Pro

どちらもコンセプトの違うキーボードになるから似ている部分はあまり無い様に感じる。

それではここから使ってみて感じるポイント毎にレビューしていく。
ここからは「KeychronK8Pro」をKeychronと表記。「HHKB Professional HYBRID typeS」をHHKBと表記する。それぞれメーカーでの製品ラインナップは他にも色々ある為、混乱しない様に注意。

キー配列・サイズ感

Keychronに関してはテンキーレスとなっているだけで特別な配列では無いだろう。MacでもWindowsでも使用する事ができ、どちらかと言えばMac寄りな配列ではあるが無難な配列になっている。Fキーも独立しており癖もないから、他のキーボードからも違和感なく移行できる。

それではHHKBはどうだろうか。
有名な話だが、HHKBは配列がかなり特殊でパソコンに疎い方は毛嫌いするレベルだろう。画像の様にそもそもがテンキーレスよりも小さく、最大限キー数を減らしてある65%キーボードと言われているサイズになる。

taka
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KeychronにあったFキーとかはどこにあるの?削り過ぎて使いにくくなっただけでしょ…

とまあこんな感じになる。

だがもちろん、存在しないキーも実はちゃんと入力できる様になっており、HHKBの場合にはFnキーと特定のキーを組み合わせる事で別のキーの役割を果たす事ができる。複合キーの時点で「はい、それはめんどくさいです。意味が分かりません。」っという人もいるだろうがちょっと待って欲しい。

HHKBは開発段階から作業効率を最大限に高める為、ホームポジションを崩さない事を大事にして作られているキーボード。だからこそ、ホームポジションが崩れる矢印キーや遠くなりがちなFキーが複合キーになっている。

使ってみて実感できることだが、案外この複合キーには早い段階で慣れる。むしろサイズ感といいキー配列といい手に馴染む感覚になった初めてのキーボードといっても過言ではない。

HHKBに対してそう思えるのにもいくつかの条件はあると思っている。

  • 日本語配列(矢印キーは独立している)
  • Enter横にキーがない
  • キーマップをカスタマイズできる

これらの条件があるからこそ使い勝手にストレスがない。YouTuberのレビューの場合には英語配列のレビューが圧倒的に多い。このレビューは罠だと思っている。

独立した矢印キーとEnter横にキーが無いのは正義

そもそもが英語配列なんていつ使い始めるものなんだ?

仕事がエンジニアで記号や英語の入力がメインというなら理解できるし、そうでない限りは日本語配列の方が断然いいだろう。特に大きいのは矢印キーが独立しているか否か。

普段文字入力が多い様なユーザーからすれば、使用頻度の高い矢印キーまで複合キーになっているとハードルはグッと上がってしまう。独立していることには意味がある。

複合キーに関しては特に自分が普段入力しやすい様にカスタマイズすれば、タイピングでどうしても苦手となりそうな部分は補える。そして昨今あるEnterよりも右側にスペースなくキーが配置されている様なキーボードも個人的には信じられないレベルでありえない。

Enterを気持ちよく押して終わりたいのに更に右にキーがあると誤入力の元になるし、見た目のデザインも美しくない。キーボードサイズが小さいものを買う際にはこのキーの配置はかなり重要だから要注意して欲しい。

Keychronの場合には配列の心配はない。HHKBになるとよく言えば最高の効率を手に入れられる。悪く言えばHHKB以外のキーボードを受け付けなくなってしまうのが悩ましいところだ。

打鍵感・キー荷重

これはHHKB一択。

Keychronに関しては赤軸を購入しているのだが、キーが軽すぎて指の跳ね返りに物足りなさを感じてしまう。HHKBは指への跳ね返りの良さは勿論、よく言われている「スコスコ」という打鍵感が使うごとに指に馴染んてきて最高の感覚を味わえる。

メカニカルなのか静電容量無接点なのかの違いも大いにあるとは思うが、静電容量無接点の打鍵感は変えがたいものがある。あまり近所の店舗で気軽に試せるものではないのが残念だが、この打鍵感の良さが使い込んでいくと実感できるものだから飛び込んできて欲しい。

Keychronの赤軸は軽いタイピング感が特徴的。重いキーが苦手で軽さが欲しい場合にはKeychronの赤軸も選択肢に入ってくるだろう。

駆動電源

これは難しいところだが、私はバッテリーよりは電池の方が好み。そもそもHHKBを買った理由は打鍵感だけではなくて、一生モノになり得る耐久性に魅力を感じた。静電容量無接点方式によるキーの耐久性、バッテリーを搭載しないことでバッテリー劣化を気にしなくていい長寿命な設計。

充電はどうしても劣化するし残量を把握するのがめんどうになる。前述したように、バッテリーにしてしまうと長期間に渡って使用するというロマンは追えなくなってしまう。だからこそ意外と電池で駆動することやバッテリーを搭載していないメリットは大きい。

Keychronも有線接続が可能だしある程度はいけそうなのだが無線での使用には限度がありそうだし、バッテリーを内蔵していると大きな経年劣化は避けられない。

だからこそ長く愛用したい相棒ならHHKBを選びたい所だ。

こんな人にはどっちがおすすめ?

こんな人にはHHKBがおすすめ

  • 長く同じキーボードを愛用したい
  • 静電容量無接点方式のキーが好み
  • コンパクトで持ち運びの可能性もある
  • 特殊配列を楽しみたい・極めたい

こんな人にはKeychronがおすすめ

  • これからキーボードにこだわり始めたい
  • 配列は標準的なものがいい
  • デスクに据え置きで使う予定
  • 軽いキー荷重が好み

キーボード選びに関して

物を買う際にも情報が飛び交うネット界隈。上手く情報をキャッチできれば強い味方だが、惑わされる事も多いだろう。

私がこの記事を通じて伝えたいのは価格やブランドではなく自分に合ったキーボードを選ぶこの一点。

HHKBでもKeychronでもロジクールでもなんでもいい。ただ私含めて発信者の意見は一つの意見にしか過ぎないし、高いものが良くて安いものが全て悪いわけではない。

確かに品質の面ではある程度リンクしてくるのだろうが、自分に合うかどうかは価格でもメーカーでもなく自分の感覚に訴えかけるしかない。

時には良さげだと思って買っても、自分に合わなくて売却を検討しなければならない状況もあるだろう。だがそれでいいと思う。私も様々な買い物をして失敗したからこそ、いまは自分に合った物を高確率で選ぶことができる「買い物上手」の自負がある。

色々な必要条件をインプットしながら最適なキーボードを選んで欲しい。

最後に

taka
taka

今回の記事いかがだったでしょうか?

個人的には長期使用してみても定評のあるHHKBが合っていたので、キーボード探しの旅は終わった感があります。でもさすがに万人に合うキーボードなんてのはそもそも存在しないですからね。

色々な意見がありますのが、デザインで選ぶもよし機能性で選ぶもよしなので好みのキーボードを探してみてください!

この記事が金額やブランドではなく、自分にとってのベストなキーボードが見つかるきっかけになれば幸いです!

ではまた!


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