Appleで身の回りのデバイスを固めていたら、どうしても欲しくなってしまったAirPodsシリーズ。
9月8日にAirPods Pro2が発表されたが、色々と吟味した上で最終的にはProではなくAirPods第3世代を購入した。そこでなぜProにしなかったのか踏まえた比較ポイントや、求めていたワイヤレスイヤホンの仕様なども今回の記事ではレビューしていきたい。
これまで使用していたイヤホン
まず最初に言いたいのは、この記事はよくあるようなガジェットレビュアーのように無数のイヤホンとの比較ではない。あくまでも個人的に買い替える際に、何故AirPodsを選んだのかを解説していく内容なので多くの方に刺さる記事にはならないと思います。
それでは本題に戻りますが、これまで使用していた無線イヤホンは「EarFun Air Pro」。
最近ではコスパが良いことで人気のワイヤレスイヤホンではないかと思う。
Ankerの「soundcore Life P2」も購入したが耳への装着感が個人的にあまりにも合わずに早々に売却してしまった。
このEarFunを購入したのは以下の理由になる。
購入ポイント
- 価格が安い
- ANC搭載
- 見た目がかっこいい
- 防水IPX5以上
正直そこまで深い理由はなく、コスパが1番の理由だったと思う。購入時に使用していたスマホは「Galaxy S21 ultra」。
実際の使用感だが、音も性能も装着感も想像以上に良かった。
ワイヤレスイヤホンの入門みたいな気持ちで購入したEarFunだが、重低音もしっかり出ていて音声もクリア。国民の8割くらいはこの音で満足するだろうと感じた。
装着感もフィット感が良く、落下する心配をする事は全くなかった。カナル型はイヤーチップを交換する事で簡単にサイズを変更できるのが大きなメリットでもある。
それなのに金額は6,000円以下とコスパが完全にバグっていた。
買い替えの検討
何故コスパの良いイヤホンを持っていながら買い替えを検討したのか。
一番の理由は身の回りのデバイスをAppleで統一したこと。もちろんPCも自作PCからMacBookへ移行した。
これまでの使用の中で、EarFunのイヤホンに唯一不満を持っていたのがBluetooth接続の切替だ。
iPhoneで接続していれば当然、一度Bluetooth接続を解除してからその後Macに接続を変更しなければならない。
これが本当にめんどくさいて手間に感じていた。
ところが色々調べていると、AirPodsならペアリングの自動切り替えの機能で解決できることを知った。
複数同時接続だけならば、色々なメーカーから出ているハイエンドのワイヤレスイヤホンでも存在はする。しかしマルチペアリングが搭載されている機種の場合、ハイエンドの為3万円は超えてくるような価格帯が基本。
それならば、せっかくApple製品で統一もしているし揃えたという正にAppleの術中にハマり、AirPodsの購入へと踏み切った。
Proか第3世代か
まずApple Storeの中の選択肢としては3パターンになる。※2022年9月8日新型のAirPods Pro2が発表されました。
- AirPods Pro
- AirPods第2世代
- AirPods第3世代
ここで第2世代は流石にデザイン的にもスペック的にも微妙だと感じ選択肢から外した。
結果としてはAirPods第3世代を購入した。
主に比較検討したポイントは以下の表を見てほしい。※表はAirPods第2世代で再度作成しました。
大きくはやはり目玉機能であるノイズキャンセリングとカナル型かインナーイヤー型の違いだろう。
購入する際に比較するポイントはまだまだあるが、個人的な用途では今回の購入に関してそこまで重要なポイントでは無かったから絞り込んで紹介していきたい。割愛するポイントに関しては表を参考にそれぞれの用途を踏まえて検討してほしい。
ノイズキャンセリング
まずノイズキャンセリングだが、これまで使っていたEarFunにはノイズキャンセイリングが搭載されていた。だが、正直なところで使用用途の観点から使用機会はほとんど無かった。
ワイヤレスイヤホンを使うのは主に作業中と散歩の時なのだが、周囲の音をシャットアウトしたいというよりかはある程度取り入れたいニーズの方が個人的には大きい。
散歩中の使用において周囲の音が聞こえないと車や自転車の接近に気付けず、大きな事故に繋がる可能性が出てくる。試しに散歩中にノイズキャンセリングをオンにしてみた際にも、周辺の音が入らないことでの恐怖からキョロキョロ目視で周囲の確認をしたくなり、「完全に不審者」になった。
散歩どころではない状況はこれじゃない感が拭えず、ノイズキャンセリング不要の理由の一つになった。
又、作業中に関しても家族がいたり子供と2人きりの状況がほとんどで、完全に1人での作業や赤の他人と空間を共有することはあまりない。
だからこそ話しかけられたり何か異変を感じた時に音が聞こえないのは大きなデメリットになる。
ノイズキャンセリングを必要とする場面があまりなく、わざわざ外音取り込みをするまでもなく周囲の音を取り込める第3世代を選んだ。
カナル型かインナーイヤー型か
そしてカナル型かインナーイヤー型の違いだが、これははっきり言って好みの部分だと思う。
カナル型のEarFunも付け心地は悪くなくフィット感はむしろ良かった。
だが決定的に困るポイントは、散歩で汗をかいたり等の耳に水分がある状況だと一気に不快感が増してしまう。
実際、耳がかぶれるほどはならないが、痒くなってきてしまい困っていた。
多くの人はノイズキャンセリングがほしいあまりにAirPods Proを選ぶのだろうが、仕組みとしてカナル型でないとノイズキャンセリングは付かない。耳を密閉しなくてはならないからだ。
だがこれはカナル型の装着感に違和感がある人からすれば実にもどかしい部分になってしまうから、ノイズキャンセリングが必要か否かでワイヤレスイヤホンの選択肢が大きく変わってくるのは悩ましいポイントだろう。
音質
今回の購入の比較の際には音質にはそれほど重きを置いてなかった為、Proとの比較ではなくEarFunとの比較だから微々たる参考程度にしてほしい。
基本的にはどちらも音はクリアで、低音はEarFunが勝るといった印象。
EarFun自体のコスパがバグっているので、金額抜きにしてもそこまで大きな差は無いように思う。
ただし、MacBookでアマゾンプライムビデオを見たりする際にAirPods第3世代だと、聞こえている音の方向まで変わるように聞こえる。首を右に向けると左側の音が大きくなって、左に傾けると右側の音が大きくなっているような感じだ。
それもかなり自然だし、MacBook Pro14インチ以上で対応している空間オーディオを彷彿とさせるほど。AirPods第3世代は対応しているが、MacBook Pro13インチが空間オーディオに対応していない為感覚の問題ではあるがはっきりと違いを感じる。
とにかくAirPods第3世代はすごくフラットな音で、単純な解像感のみをしっかり向上させたような非常に聞きやすい音になっている。
まとめ
総じてApple製品で統一している場合には、たとえ私が言わなくてもAirPodsシリーズはおすすめの選択肢だろう。
だが、Proか第3世代かは大きく分かれる部分で、個人的にはProの方が大衆的ではあると感じた。
イヤホンをしているのに周囲の音を取り込みたかったり、カナル型の装着感が好みで無かったりと、無印モデルの割にニーズはニッチなところにある。
単純にProでない廉価版というのではなく、用途によって分けるべき選択肢だと使用していて強く感じる。
ここで注意してほしいのが、iPhone単体で使用しているようなガジェットに関してはライトなユーザーだ。
ただiPhoneを使っているからとAirPodsを購入しても良いのだが、流石にコスパが悪すぎる。第3世代で26,677円、Proに関しては37,232円と驚くほど高額…
イヤホンにこれだけの金額を出せるのはよっぽどのガジェオタ、仕事で使うかApple大好きかのどれかだろう。※金額はAmazonの価格を参照(2022年9月時点)
複数のAppleデバイスの連携と管理のしやすさを求めていなければ、他社製で大満足できるイヤホンは無数にある。
これが答えだ!
Appleの沼にどっぷりハマって、是非一緒にApple製品を楽しんでいきましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
ではまた!