今年も9月に入りこの新型iPhoneの季節がやってきた。
スマホを買い換えようかと考えていた人やガジェオタにとっては大事な季節。今回も昨年に引き続き無印のiPhone16を予約したのだが、そのポイントはどこにあるのか。16の進化も話したいのだが、15無印も1年間使用した実際の満足度みたいなものもまとめて話したいと思っている。
ネットに蔓延るPro信者に物申していく!
目次
iPhone高くね?論争
もう今に始まったことではないのだが、iPhoneは高いというのはよく聞く話。でもこのとにかく12〜16万円以上もするから高いというのは流石に浅はかな見解だし、物の金額設定で大事なことはその「価値」にあるのではないかと思っている。
iPhoneは価値がある逸品だから高い。私はこう考えている。
この価値にフォーカスしないのはお得に使うためにも勿体無いし、他の車などにも使える考え方になる。だからこのiPhoneの発表を楽しみつつ、経済的にも体験としてもガッツリ楽しめるようなものにして欲しいと思う。
超ざっくりした考え方だが、価値のあるものを買うことのメリットをお伝えしよう。
最初に気になるお金の話。iPhone16が約13万円。現在メルカリなどのフリマサイトでiPhone15が手残り9万円前後の価格で取引されている。毎年の買い替えであれば手出しは4万円。これが一世代前のiPhone14の場合、購入金額が約12万円。フリマサイトでの売買参考は手残りで7万円ほどになる。ここでの差額が5万円となり、この隔年で購入した場合の差額1万円を高くみるか安くみるかがポイントになってくる。個人的には最新機種のバッテリーやスペックを使えるなら月額833円は安いと感じている。毎日使うものに1日30円で快適さが最高なものになるのなら買い替えた方がいいし、残価率70%前後のiPhoneだからこそできる作戦だろう。
お金の話はこんな感じだが、どんなものであっても中古価格が”物”としての本当の価値になるということは覚えておいて欲しい。
ここからは余談だが、皆さんは製品に関して見えない部分をどう評価するだろうか。iPhoneに限らずApple製品はユーザーからは見えない部分である筐体内が本当に美しく、妥協が見えないのが特徴だ。Amazonプライムで見れるのだが、映画「スティーブ・ジョブズ」を見るとそのこだわり様がよく分かる。ユーザーを舐めているような企業の製品は見えないところは徹底的に手を抜いている事が多く、「神は細部に宿る」とはほど遠いのが現実だ。だが見えないところにこそ企業としての姿勢が見えるのであって、その心意気にロマンを感じてファンになるAppleユーザーは多いだろう。だからこそApple製品はブランドとなり、背景を知らない人からしたらただ高いだけになってしまう。でも知る人ぞ知るで本当はいいのだと思う。
日本の豊かさの象徴
日本でのiPhoneシェアは約70%と圧倒的だ。これは世界シェアのちょうど逆転した数値になるくらいに異常なことになっている。そもそも先ほどiPhoneは価値がある物だがブランド品だと伝えたが、ブランド品を買うのは豊かさ意外の何物でもない。さまざまな施策ありきで広まったシェアだとしても継続してiPhoneのシェアが高いのは日本の豊かさの象徴だろう。
スペックがどうとか、使いこなせないからどうとかそんなことはどうでもいい。金があるからiPhoneを買っているんだ!っていう雰囲気なら何を選ぼうがどうでもいいし、そうじゃないならその情弱っぷりを大いに反省して、今後は必要最低限は使える低価格のスマホも検討してほしい。
iPhone16の主な進化点

ではようやく本題に入りたいと思う。今回のiPhone16の進化点は以下の通り。
iPhone16の主な進化点
- チップが!16→A18と2世代進化
- アクションボタンの採用(15Proには搭載済み)
- カメラ機能の進化(空間写真・ビデオ、マクロ撮影)
- カメラコントロール追加
- 動画撮影時の風切り音低減
- 最大25WでのMagSafe充電
- Apple Intelligence搭載(実際の使用は2025年から)
- 無印もWi-Fi7に対応
今回はアクションボタンやカメラコントロールなどハード面でも変化があり当たりだと言われている。順当で堅実な進化は安心感もあり、久しぶりに買い替えを検討してる人にもおすすめしやすいタイミングであることは間違いない。背面のマットなデザインは15から引き続きで、個人的には上品なデザインで気に入っている。
購入モデルしたiPhone16

購入モデル
- iPhone16 無印
- ストレージ128GB
- ブラック
iPhone16で撮影した作例もご紹介したい。(あくまでも素人でもこんな感じになると見てください)
通常のカメラ作例

接写撮影作例


購入ケース「ESR FLICKSTAND CASE」

ケースはESRのスタンド付きのケースを購入した。これまではMagSafe対応のケースにMOFTのスタンドを付けて使用していたのだが、厚みやMagSafe充電の際に外す手間がかかることからスタイルを変えてみることにした。Spigenでも同じようなケースが出ているのだが、金額と配送の関係からESRを選んだ。スタンドは思った以上に安定しており気兼ねなく使えそうでまずは一安心。少し変化が欲しくなったらSpigenのケースも購入して比較していきたい。
そして今回は久しぶりのクリアケースでもあるが、とにかく指紋が目立ってしまうのは早くもデメリットに感じている。りんごマークが見えたりするデザイン面の満足度と指紋のストレスが引き換えにできるかどうかは今後も使用していく中で判断していきたい。今回の目玉進化でもあるカメラコントロールはサードパーティ製のケースの場合、どうしてもカメラコントロールの部分が切り欠きになってしまう。純正のシリコンケースだとボタンのようになっている為、ケース装着時であっても違和感なく使えそうだ。


無印を選ぶ理由

YouTuberがこぞってProモデルを購入している中で今年も私は無印の16を購入した。選ぶ理由なんてタイトルが付いているかもしれないが、無印とProの価格差35,000円以上が気にならないなら迷わずProを買えばいい。だが個人的にはこの差額があればAirPodsも買えるし、ちょっとした旅行も行けてしまうような金額だから無視はできない。無尽蔵にお金が無いならどこかで線引きをして選択をしなければならなのだが、私は無印でも十分だという判断で35,000円以上の金額差を自分自身で説得できなかった。
Proとの違いはカメラ性能とデータ転送速度、そしてチタンというデザイン面にあると思っている。ここであえて挙げなかったリフレッシュレートに関して少し話しておきたい。たしかに120Hzで動作するのは見た目も非常にリッチで上質さを感じる。ただ、このリフレッシュレートの恩恵を特に感じやすいゲームをやらないこともあり、あまり重要なポイントにはなっていない。あれば嬉しいが、サブスマホのギャラクシーが120Hz対応でも違和感はそれほどないし、これが金額アップの理由にはしにくい。おまけなら欲しい。
無印を選ぶ上での比較なのだが、先ほどのポイントを見てどう感じただろうか。カメラ性能が本当に最上級で欲しい人の場合、写真の編集までPCやりたという理由から、RAWで撮れるProを選ぶのは理解できる。無印だとそもそもがRAWだったり動画もProResで撮影ができないこともあり、選択肢はPro一択になる。もし用途を考えた上でSNSの映え写真を撮りたかったり、編集も簡単なアプリで行う程度なら無印の写真や動画でも本当に綺麗に撮影ができる。むしろこの違いが説明できるくらい知識がないならProは完全に不要だろう。データ転送速度に関しても容量が重くなるような動画や写真でなければ有線ではなくAirDropで送るだろうから、USBの規格の知識が無いくらいの状況なら気にしなくていい。
こういった理屈っぽい理由はあるのだが、Proをそれでも選ぶのはデザインに惚れた場合である。Proの場合には15シリーズからチタンが採用されており、その質感は唯一無二になりつつある。単純にこのチタンのデザインや質感に惚れたのならもう予算が許す限り好きなモデルを選んでいい。
「Pro」って書いてあるじゃん

そもそもProってなに?ということ。無印との違いでもかなりマニアックな部分での差になる為、それが分からないなら富豪かデザインで買う以外には無印がいいと思う。
そう、Proモデルと書いてあるのだからProfessional用(業務用)なのだ。まさに生業としてYouTuberやイレギュラーな場面での突発的な撮影、レビュアー等…そのiPhoneで仕事を行うような人が購入するモデルなのだ。同じApple製品でもあるMac Proは正に業務用なのだが、これは100万円を超える代物だから流石に趣味や理解できていない中では買わない。「あ、ちょっと良さげだから買っちゃお♪」なんていう洒落が通じない金額だから棲み分けがしっかりできている。だがiPhoneの場合にはそうはなっていない。
日本の場合には通信費との兼ね合いで安く見せてProモデルを買わせたりもできるが、それはきっと健全な消費活動では無い。スマホプランの話は割愛するが、消費者が理解した上で購入しているケースは少ないのが現状。
予算がある中で必要なスペックを選ぼうとした場合、家電なんかと同様に一般家庭用としての無印モデルがベストバイになるに違いない。だが業務用という言葉には妙にロマンを感じるから、そのロマンでProを買うと自覚できているなら最高の買い物になるはずだ。
毎日使うスマホにこだわりたい

個人的には時代によって変わるものと、ある程度仕様や用途が大きく変わらずにあるものでこだわり方は変わってくる。バッグやネクタイ、スーツなどは基本的には良い物はどの時代でも良い物だし、革製品なんかも手入れを繰り返しながら使っていくことで深みも出てくるから良い物を長く使う方が好印象。しかし反対に、ガジェットなどの日々進化するテクノロジーに関してはこの理論は通じない。むしろマイナスになることの方が多いだろう。想像は簡単だ。
このiPhone6Sもう何年も使っていて壊れてないからいいでしょ!
この壊れていないことだけが買い替えるかどうかの基準になっているのが個人的には嫌いだ。これはスマホに限らないのだが、技術は日々進化しているのだし、その機能を使いこなさないでこの令和に最大の生産性を出せているのか疑問に思ってしまう。必要ないというよりは、必要になるような事に全くチャレンジできていない老害化した人だというレッテルを私は貼る。しかもスマホなんて今の時代毎日使う物だし、その毎日使うものにすら重きを置けず、蔑ろにしてしまう感性がどうかしている。
だからこそ毎日使う相棒であるスマホはストレスを全力で無くし、常に最高の状態を維持していきたい。スマホを快適にすることはQOLに直結するのだ。
最後に
今年もiPhoneを購入してまた1年間を快適に過ごしていきたいと思います!皆さんも毎日の相棒であるスマホにこだわりつつ、是非Proではなく無印の16も検討してみてください。
YouTuberのPro信者を鵜呑みにせず、本当に業務用のロマンが欲しいのかどうかはしっかり検討してiPhoneを楽しみましょう!この記事が皆さんのiPhone選びの参考に少しでも貢献できると嬉しいです。
ではまた!