6月の大きな出来事として車を新しく契約した。
車を購入するにあたって、所有している愛車の売却から新しい車の購入まで色々な学びがあったからまとめていきたい。
プロが正義の味方とは限らない…
車業界の闇
最近某ビッ◯モーターの車検やタイヤパンク騒動等の不正でネットは賑わった。テレビは賑わってない。
よく言われているのが広告収入の大手だから、不正などであっても取り上げるメリットが放送局側には無いという事。まあこれも大問題なのだが、こんなのは氷山の一角にすぎないという事に驚きがあった。
車業界といえば日本の主要産業で、世界から見てもトップクラスに熟成されているだろう。だが、昔から専門知識を持つ人しか分からないことが多くてブラックボックスになっている業界でもある。
最近、奥さんと自分の車の買い替えにあたり色々と車の売買について調べていったのだが、調べれば調べるほど本当に怖い業界だと震え上がったのが正直な感想だ。
今回知ったポイントは車の売却から購入まで、素人目線でも参考になると思ったので経緯も含めて簡単にまとめて共有していきたい。
売却時
車の売却時には「ズバッと」という一括査定サイトへ登録して一括査定を行なった。
計5社から見積もりを取ったがいくつか危ないセールストークや行動もあったから共有。
よくある危険な査定営業マンの特徴
- 時間をずらして訪問しようとする
- できもしない高い金額を最初に伝えて他の業者の繊維喪失を狙う
- 一括査定にも関わらず金額を明確に提示しない
- 契約後に減額交渉をしてくる
素人目からしても、上記4つに該当する業者とは距離を取ったほうがいいだろう。これ以上に細かい判断ができる人はいいが、正直業界の人間でもなければ難しい。
実際に一括査定の際には、複数の業者がその場で一斉に見積もりを出す事にこそ意味がある。
時間をずらしたいという業者は「コロナ禍で密を避けたいから時間をずらして欲しい」こんな文言だった。車の買取は外で査定をするし、もうさすがに2023年にそこまであからあさまに気にする人も減ってきているだろう。気持ちは分かるが、明らかに1人で査定に来たいという感じだった。
もう今後の売却時にはこの2つの点を徹底して臨みたい。
- 減額はしない旨を明記させる
- 必ず全員が同じ時間に査定に来るようにする
- 自己評価の有無や、評価点を確認する
素人が少しでも高く売れて、業者に一方的に進められないための数少ない防衛策なのかもしれない。
業界に詳しい方は是非コメントにて気をつけた方がいいポイントをご教示いただきたい。
購入時
購入時に気をつけたことも結構あって気を遣った。
- 中古車と新車の価格を比較する
- 諸費用のぼったくり回避
- コーティングは工程と金額を聞く
大きく分けるとこんな感じ。
この気をつけるべきポイントは調べると色々出てくるが、基本的には「バディカ」という中古車を取り扱う会社のYouTubeチャンネルで網羅できる。今後車の売買を検討している場合には必ずチェックして欲しい。
田舎の車事情
田舎での生活は車が必須。よく若者の車離れが進んでいるなんてことを言われるが、これは単純に趣味における車が減っただけで都内とかでなければ移動手段としての車は必要不可欠だ。
コンビニ程度であれば徒歩で行く可能性もあるが…いや、最寄のコンビにすらも車で行くのが田舎での生活だろう。子供の送り迎えから買い物まで、車が無い生活なんてしていたら現代でインターネットを使わない生活ばりに非効率的になってしまう。
だが、車は贅沢品というのも確かなこと。都心部で車を所有していると富裕層、田舎は1人一台という感じになってくるだろう。
だからこそ高級車は買えないし、車が占める家計の割合はかなり高い。なのにそこがカモられるような市場になっていってしまっているから残酷。
業界の歪みと市場がマッチしている
今回は車を買ったことで車を引き合いに出したが、他の業界にも言えることでプロが適正価格、適正なサービスを行うかは完全にその人(会社)次第。
パッと思いつくだけでも結構な業界がそう。
- 銀行・証券
- 通信キャリア
- 保険
- 車
- パソコン
- 住宅・リフォーム
これらがプロが強いが為に日常的にカモられる可能性が高い業界だろう。ただし、どこまでがカモられていてどこからが適正なのかは曖昧。あくまでも平均値を捉えることで適正化どうかを判断しないといけないから難しい。
もうネットに様々な情報が溢れているから、情報感度が高い人はある程度回避できる。でも令和の今ですらも、見ようとすれば見れるネット情報ですらキャッチしない人も多いのが現実に存在する。
だからこれからも一定数はカモられるし、無くならない。
ここまでくるとカモられる人が悪い部分もあると言わざるを得ないが、消費者側が正しく知識を身につけ業界側に圧をかけていくしか正常化する方法はないだろう。
明らかな犯罪でも無い限りは業界側が自ら変わろうなんてするはずもなく、いまこの瞬間でもさらなる利益を追求している。
情報をキャッチしない人がカモられて業界の人が潤うのか。適正で真っ当なプロの人が増えて安心して消費行動を取れるようになるのか…
ネットの普及により情報の価値はそれ以前よりかは下がったが、真っ当なプロはさらなる知識と経験から付加価値を付けて欲しいと願う。
もう全てをプロにお任せできる時代なんて終わったのだろう。
最後に
6月も色々なことがあって、特に車関係に関しての知識が増えたことが大きな収穫。
何でもかんでもいらないなんて言ったり、興味関心を持たずに調べなければ知識は増えていかない。
最近日常の中で気になることがある。
「パソコンとかスマホに詳しくてすごいね」
「料理上手いね!自分にはできないよ〜」
こんなの褒め言葉でもなんでもない。ある日突然起きたらできるようになっていることなんて何一つない。
これは私が興味関心を持って色々調べたり、実際にお金を使って購入してみたりしたから分かることであって、突然空から降ってきたことではない。
だからこそ、自分の人生に関わってくる業界くらいは気になったことを調べて知見を広げていきたいと思う。
プロと素人でお互いにとって良い関係で、良い塩梅で対価を支払えるようにお付き合いをしていきたいと思う。
ではまた来月!