今年のG・Wに3年ぶりの海外旅行でタイに行ってきた。今思うと、27歳で始めて飛行機に乗ってから色々世界が変わった。
海外旅行って何しにいくのかイマイチ分からないけど、何気ないことに気づきがあると思って定期的に海外には行きたいと思っている。今回の記事では肩の力を抜いて、タイでの何気なく感じたポイント等を自分の記録としてもまとめていきたい。
目次
航空会社は「ZIPAIR」が断然おすすめ!
海外旅行といえばまずは飛行機をいかに楽しむかも大事。長時間のフライトは快適に過ごしたいが、正直初めて飛行機に乗った時から機内での不便さには驚きの連続だった。
「え?機内のWi-Fiって飾りなの?」
「映画とかはあるけどそこまでみたいものでもない」
「クッションの位置が調整できない」
普段の生活が満たされ過ぎていて、不便になると途端にこれもん。私のわがままでしかないが許して欲しい。
しかし、今回往路で利用したZIPAIRは機体が新しいということもあり、価格は安くハイクラスよりも優れているポイントが随所に見られた。
とにかく一番のプラスポイントはなんといってもWi-Fi環境。
もちろん地上の速度と比較するとまだまだ及ばないが、低画質であればYouTubeが見れるくらいにはなっている。低画質であっても見られることに大きな意味があるし、しかもこれが無償で提供されている。
各社でWi-Fi環境があったりするのだが有料で微々たる容量の上、使い物にならないとくれば無いものと同じ。正直雲泥の差があるといっても過言ではない。
フライト中にTwitterを見たり、YouTubeを見たりできるのは長時間のフライトをストレスなく楽しむ為には必要不可欠。子供がいたりする場合には特にZIPAIRをお勧めしたい。
あと格安航空会社といえば座席の幅問題。これまでも他の格安航空会社を利用した事があるのだが、例えるなら夜行バス。もう機内はぎっちぎちで人権がギリギリあるのかどうかくらい狭くて辛かったのを鮮明に覚えている。
でもさすがはJALの子会社。ZIPAIRは座席の間隔も十分に取られており、ゆったりとくつろげる。ヘッドレストの高さも気軽に変えられるし、個人的には細かいところまで気遣いがされていてかなり快適。
もちろんハイクラスでは当たり前の機内食が事前購入であったり、毛布等も別途有料だったりと至れり尽くせり感はないが、価格に含まれていない事を考えると個人個人にフィットした形で飛行機に乗れるから今風ではあると思う。
スマホ回線はどうしたの?
海外に行くのが慣れていない方からすればスマホが普通に使えるかどうかも心配なところ。翻訳にマップにと、スマホがあるからこそ海外旅行のハードルが下がっている部分もあるからだ。
私は現在ahamoを契約しているのだが、ahamoには海外でも契約中の20GBがそのまま使える仕様になっていて本当に便利で楽だった。海外旅行をするか否かで決めなくても内容自体が良くてahamoにしていたが、海外に定期的に行く方には特にお勧めしたいなと思う今回のタイ旅行だった。
現地でSIMカードを交換したり、ポケットWi-Fiを契約したりするよりもはるかに便利なので、事前に旅行が決まっているならahamoへの乗り換えもありだろう。
タイでは基本的にパタヤに滞在していたのだが、知らないと困るのが交通に関してだった。
タイのスワンナプーム空港からパタヤまで2時間弱かかるのだが、タクシーでの移動がベタだろう。バスの選択肢もあるのだが、長時間のフライトの後で長時間慣れない海外のバスでの移動は上級者の旅。
今回のタクシー代金については参考までにまとめたので、現地での値引き交渉の際には参考にしてもらいたい。
移動は激安だが現地の手段に限る
- スワンナプーム空港→パタヤ(1,500バーツ)約6,000円
- パタヤのホテル→スワンナプーム空港(1,200バーツ)約4,800円
やっぱり空港からの方が観光地価格になり、何事も高くなってしまいがち。もし余裕があるなら事前にホテルに連絡し、ホテル側からタクシーを派遣してもらうのが一番安心で金額も安く済みそうだった。
現地での移動はその都度タクシーを止めていたらお金がかかりすぎる。でも、せっかくの海外だから街を歩くのも楽しみの一つ。そこで基本的な移動手段にしていたのは「ソンテウ」と呼ばれる乗り合いのバスの様なタクシーを活用していた。
トラックの荷台を改造した車両は日本では考えられないくらいラフな作りで、外の空気を感じながら移動する事ができる。
利用方法も簡単でタクシーと同じ要領で道端で手を上げると止まってくれる。降りる際には決まった場所というのはなく、自分で降りたくなったら天井に付いているインターフォンの様なベルを押して運転手に代金を支払うだけだ。ちなみに区間毎に金額が変わるわけではなく、パタヤでは一律20バーツで利用できた。
距離が長くても同じ金額というのは非常にお得で移動手段としてはかなり有効。
その後あまりの疲労からバイクタクシーも利用した。要交渉だが、おおよそ一人25〜50バーツで利用できた。バイタクに関しては基本的にオレンジのベストを着用しており、町中にいるから利用しやすい。だが、ノーヘルな上に3人乗りも茶飯事になってくるから安全面の観点からも近場の移動のみで利用し、なんなら極力利用しない方が安心。でも運転者の方は毎日走っているだけあって、段差等かなり気を遣って走ってくれる印象だったから想像以上には安心して乗れた。
※バイタクは日本ではあり得ない形態なので、安全面を踏まえると長距離の移動は控えた方が無難です。
室内に人がいない
タイの印象はとにかく町中に人が溢れている。日中は暑いせいか夜に比べると人は少ないが、日本と比較すると室内に人がほとんどいないんじゃないかと錯覚するくらいに人が屋外にいる。日本に帰国してあまりにも人が街を歩いていないことに少し寂しさを覚えるくらい。
常夏だから室内のショッピングモールに涼みにくる人が多いのかと思いきや、もう毎日のように暑いから涼むとかいう感覚すらないのだろう。
基本的には外食文化で、特定の場所というよりかは至る所で屋台が出ており色々と現地のタイ料理を楽しむ事ができる。
タイでの食事
せっかくならと思い可能な限りタイ料理を楽しんだが、初日はバーガーキングに逃げてしまった。(笑)
世界共通で美味いバーガーキングは少し食に不安がある国にいく際には強い味方だ。ただ今回のタイは料理を楽しむ場所でもある為、色々と手を出してみた。
肝心の写真を撮ってなくて申し訳ないが、タイ料理で有名なガパオライスはとにかく辛くて食べられなかった。当然辛くない様に「ノースパイシー」とは伝えたがあっけなく撃沈。
全体的にタイ料理はタレをつけたりして食べる料理が多いのだが、赤唐辛子よりも青唐辛子の辛さに慣れてなくて苦戦した。
今回の滞在で食べたタイ料理は以下の内容になる。
- ガパオライス
- カオマンガイ
- ムーガタ
- タイ風オムライス
- 豚のトムヤム
- ソムタム
この中で一番美味だったのがカオマンガイ。日本でも好きでレシピを見ながら作ったりしていたが、イメージ通りだったのがカオマンガイだった。独特な癖もなく、とにかく鶏の旨みとご飯がよく合うから日本人の方には馴染みやすいだろう。
次にムーガタは間違いない安心の味だ。ムーガタは分かりやすく言えば焼肉と鍋を同時に楽しめる夢の様な料理。特殊な鍋を使う事で焼肉で出た美味しい油が鍋に落ちていき、鍋にいい出汁が出て本当に美味しくなる。野菜もたくさん取れるし、タイに行ったら一度は食べて欲しい。しかも一人1,000円程度で食べられるからお値段的にもありがたい。
ホテルは安くてもそれなりで泊まれる
タイのホテルは日本と比べるとかなり安い印象。日本の方が水回りやトイレに関してのレベルは高いのだが、基本的な室内に関しては快適に過ごす事ができた。
特にパタヤで宿泊した「NALANTA HOTEL PATTYA」は新築で綺麗な上に、オシャレなレストランも併設されており洋食含めた様々な料理が食べられるので食が心配な方には特にお勧めな場所。ホテルの受付の方も親切で、チェックアウト後に少しぶらぶらしたかったので荷物を預けたが、預かりまで快く受けてもらえた。
無料のWi-Fiも完備されているし近くにはコインランドリーもある為、暑さで着替えの心配がある人にはうってつけの場所だ。私も最初からここまで分かっていれば着替え含めてもう少し身軽にいく事ができたので、次回はもっと身軽にチャレンジしてみたい。
海外のホテルで注意したいところはなんといってもウォッシュレット問題。日本が発達しすぎていて当たり前になっているのだが、海外には基本的にはウォッシュレットは無いと思っていた方がいい。
ハンドタイプのウォッシュレットはあるのだが、初心者には扱いが難しい代物。旅行に行けば慣れるのだが、また次の旅行まで日が空いてしまうのでまた腕が鈍る。これが海外においての最大の欠点とも言えるだろう。(私だけかもしれないが…)
これだけは用意したいアイテム・押さえておきたい知識
今回タイに行ってみて良かった点や改善点があったのだが、次の旅行でも活かせる様にメモとしてまとめておく。完全に個人的なメモだからご容赦いただきたい。
次回のタイ用メモ
- ウェットティッシュ
- シャンプー・ハンドソープ・ボディーソープ
- サンダル(ホテル内での室内履き)
- 機能性重視のシャツ
- トイレットペーパーは多めにもらっておく(海外のはロールが短い)
- サングラス
- 移動はソンテウ(20バーツ)かバイタク(距離次第で25〜50バーツ前後)
- 水はセブにレブンでセブンオリジナルのものを買う(6バーツの約24円と激安)※飲食店等では大体のところで約20バーツ
- 靴は歩きやすさ重視
- タクシーは宿泊先のホテルから手配して料金を確認する
- タイプAの充電キーブル(機内や空港はタイプAがまだ多い)
タイに行ってみて
治安の面からもタイは観光客に人気で人気が高まっている。ただほとんどバンコクにいるのかパタヤ方面ではほとんど日本人に会うことは無かった。タイだとどうしても夜の繁華街のイメージがある人も多いだろうが、パタヤもバンコクも少し自由に感じるその空気感がなんとも心地よかった。
それに日本から海外へ行くと海外の良さも日本の良さも際立つ。今の自分が恵まれていたり悩み事の小ささを認識できたりと、何かと気持ちが軽くなってまたチャレンジさせてくれるのが海外旅行のいい所。自分探しなんてことを言うつもりはないが、自分の狭い視野をフラットに戻してくれる事が何より大事。
以前行ったフィリピンと比べるとタイには貧しい子供の数や治安に関してはかなり差がある様に感じるが、それでもお金を恵んで欲しくて道に子供連れの人が座ってるなんていう光景があるのは何とも言い難い気持ちになる。生産性なんて言葉もあるが、タイにはその辺りの感覚はあんまり無い様に感じた。夜中であっても服屋は開いてるし、人件費が安すぎて営業時間や人件費の概念が薄いのだろうか。
何にしても日本は本当に生活が厳しい場合には生活保護があるし、かなり最低ラインは高いなと改めて実感した。しかも日本では合法なものがタイでは違法だったりするし、その逆も然り。ノーヘルが当たり前なんて、日本では田舎のヤンキー以外は考えることさえもしない。
いくら世界的に貧しい人が減っていて日本が落ちたと言われても、日本がまだまだ豊かな事は間違いなく、もっと認識していた方がいいと感じる5日間だった。
最後に
今回の記事いかがだったでしょうか?タイでの体験をまとめたので少しいつもと違う内容の記事でしたが、記録的な部分もあってまとめてみました。
今タイへの旅行者が増えてきている中で移動手段や料理の面など少しでも参考になれば幸いです!
日本中を旅行するのも楽しいけど、文化に触れたり言語が違ったりする海外への旅行も自分への刺激として定期的に行きたいと思います!
ではまた!