今回は書斎改造計画の一環でDellの4Kモニターを新しく購入したから、その購入経緯と使用感をレビューしていきたい。
目次
4Kモニターの導入で期待する事
まず最初に何で4Kモニターの購入をしたのかを話していきたい。
正直パソコンのモニターで「フルHDが~」とか「4Kが~」とか言ってるのはオタクか仕事でパソコンをヘビーに使ってる人だけだと思う。
そんな俺はなんちゃってガジェットオタクになりつつあるから4Kモニターを買ってしまった。もちろんただオタクだからじゃなく、仕事で画像編集をしたり動画編集をしている中で4Kモニターにも興味が沸いた。比率はオタク9:1仕事これくらいの比率。
そもそも仕事ならFHDなんかでやるなという厳しい声が皆さんからもう鼓膜が破れそうなくらい聞こえてきている状況だが、そこは真摯に受け止めつつも気にせず進めていきたい。
俺の4Kモニターを使うメリットはこんなイメージ。
- 作業領域が広くなる
- きれいな映像で作業が捗る
- 実際に視聴する環境に近く制作物が作れる
用途は人によって違いが出てくると思うが、 色域やパネルの種類まで気にする人はごく少数だと思う。そんな事よりも購入するモニターで何が出来るようになるかが大事なポイントになるユーザーも多いだろうからそのポイントを押さえて購入したモニターを紹介していきたい。
Dell P3222QE
購入したのはDellのP3222QEという31.5インチの4Kモニター。
このモニターのオススメポイントを俺目線で絞り込んでまとめてみた。
P3222QE購入のポイント
- 31.5インチの画面サイズ
- IPSパネル
- 平面ディスプレイ
- USB-Cの映像入力(PD対応)
- USBハブ機能
これが俺がこのモニターを選んだポイントになる。
今回は購入直前まで悩みに悩んだLGのモニターとの比較もしていくから最後まで見ていって欲しい。
31.5インチの画面サイズ
4Kモニターにおいて画面サイズはかなり重要なポイントになってくる。
4Kという事はフルHDの4倍のドットで映像を表示していることになる。それを活かす為に等倍表示でディスプレイを使用するんだけどまあ文字が小さくなる。(笑)
例えばだけど、31.5インチのモニターで画面表示が100%の状態でデスクトップのアイコンはこんな感じ。
おおよそ縦1センチの横5ミリの大きさになる。こんなん31.5くらいの画面サイズでないとマサイ族クラスの視力が必要になるから、画面との距離を考えても27インチは必ず欲しいところ。
せっかく作業領域が広くなって作業効率アップ!とか言って浮かれていても文字が見えなければ全く意味がない。
IPSパネル
だいたいこのクラスのモニターになるとIPSパネルかVAパネルの2種類になってくると思う。
一般的にはIPSパネルは視野角が広くて発色が良いとされている。比べてVAパネルは視野角こそ少し狭くなり、横から見ると暗くなってしまう。だが、黒の表現がかなり締まっており有機ELの様な本当の黒に近い色味になってくる。
これはモニターの用途や好みの問題くらいのレベルだから実際に見て好きな方を選べばOKだと思う。
平面ディスプレイ
最近の流行りは曲面ディスプレイだが俺はあえて平面にこだわった。
よく曲面だと没入感が最高なんていうレビューを見るが俺に没入感は必要ない。必要なのは処理する画像や線がゆがみ無くきれいに表示されること。
作業に100%集中して没頭するから没入感はセルフで極限まで高められる。(意味が違うか…)
曲面であるならウルトラワイドディスプレイの方がより恩恵も受けられそうだから、今回クラスのサイズ感なら平面の方が良いだろう。
USB-Cの映像入力(PD対応)
俺は今、自作のデスクトップPCを使ってモニターと接続している。もちろんディスプレイポートで…
は?と思った方は鋭い。そう、全く必要ない機能になってしまっている。「今は」だが。
今後はデスク環境をMacに変更しようとも思っているからMacbookの接続の為にUSB-Cで映像が出せるタイプを今回選んだ。
しかも映像を出力として使えるだけではなくて、65Wの給電にも対応しているのも大きなポイントだ。
この給電が意外と当たり前の機能じゃない。BenQのモニターで同価格帯の物だと、映像は出せるけど給電は出来ないという感じでなぜそこを削ったのかというモニターになる。もちろんBenQにも給電できるタイプもあるのだが価格帯が別次元になるから比較対象からは外れていく。
USB-Cのモニター出力に対応したモニターを選ぶ際にはこの給電に対応しているのかと、何Wで給電出来るかを必ずチェックしてから買って欲しい。
USBハブ機能
さっきのUSB-Cのモニター出力の際にモニター自体がハブの機能を果たす物もある。
今回購入したDellのモニターもまさにハブ機能が付いている神モニターだ。
P3222QEはUSBハブが4ヵ所。しかもLANポートまで搭載されているからUSB-Cで接続さえしてしまえば、LANポートの無いノートPCも有線LANが使用できるようになる。
USBハブを利用する事で、マウスやキーボードのUSBレシーバーなどをモニターに差してデスクをスマートに収めることが出来る。最近のインターフェースが少ないノートPC事情を考えるとかなりありがたい仕様になっている。
しかもこのDellのモニターは、USBが背面2ヵ所と下に2ヵ所付いているから使い勝手もかなり考えられているなと感じる。神は細部に宿るとはこの事。
注意点
LG 32UP550-Wとの比較
当初はこのLGのモニターが第一候補で検討していた。
比較していたポイントはいくつかあってまとめてみましたので参考までに。
Dell P3222QE | LG 32UP550-W | |||
USBハブの数 | 4(LANポート有り) | 2 | ||
給電容量 | 65W | 96W | ||
価格 | クーポン込み62,233円 | Amazon52,085円 | ||
内蔵スピーカー | 無し | 有り5W+5W | ||
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz | ||
パネル | IPS | VA | ||
入力端子 | HDMI×1,DP×1,USB-C×1 | HDMI×2,DP×1,USB-C×1 |
この比較の中でも重要視したのはハブ機能のUSB端子の多さとLANポートが搭載されている2点。
ただ俺は大丈夫だと思ったけど、使っているノートPCによっては給電が96W無いと厳しい可能性もあるから現状の環境も加味して検討して欲しい。俺の場合USBの使用がキーボードとマウスで1個、マイクの接続で1個は確定している状況だからそれ以上接続する可能性が高い事もありハブの数はかなり重要なポイントになった。
今時のWi-Fiならほとんど切れたりしないと思うけど、有線LANも接続できる安心感が魅力的に映った。
ちなみにどちらもVESAマウントには対応しているからアームを使う予定の俺にはありがたかった。
2機種ともスタンドはエルゴノミクス設計でかなり自由度も高いからスタンド派のユーザーも満足して使えるモニターに仕上がっている。
Dellの保証制度
Dellと言えばの手厚い保証がこのモニターにも付いている。
・プレミアムパネル交換
ドット抜けが1つでもあった場合、ハードウェア保証期間内であれば無償で代替品交換対応。(このモニターは3年間)
・良品先出しサービス
保証期間内で交換対応の際には翌営業日までにモニターを先に送ってくれるサービス。モニターが無くて困るユーザーには嬉しいサービス。
この2つの保証は本当にありがたい。モニターを買う際に怖いドット抜けだが、ほとんどのメーカーで仕様扱いされて保証されない事なんてザラな世界。
高コスパな上に少しの金額差をケチるなら保証が安心なモニターを選んだ方がいい。
注意点
こんな人におすすめしたい
- 省電力のノートPCを使っている(65W以下)
- とりあえず4Kモニターが欲しい
- スピーカーはPCへ接続する
- USBハブ機能が欲しい
- ノートPCを有線LANでも使いたい