かなり遅くなってしまったが、2024年の振り返りを一年を通して薄ら見えてきた課題感なんかも踏まえて考えていきたい。2024年も良い年だった。
金銭的な合理性とは何か
もう2024年で33歳になったのだが、所得も増えくる中でお金の使い方にこそ、人それぞれの美学が出ていくなとつくづく思った一年だった。このお金に関することを考えていくと最適解というか、一つの答えは無いとは思うから、私個人的な偏見にまみれた意見だと受け取って欲しい。
まずは食事。今回のケースで話したいのはお付き合いをしている、もしくはお付き合いしたいと思っている人との食事に関する話。少し前にはなるが、食事の奢る奢らない論争がネット上では巻き起こっていたのだが、今回その奢るかどうかについては「奢る」一択で話を進めていく。
論争に関してはどちらも賛否があったのだが、食事代金すらも気持ちよく出せない相手であるならば、そもそも食事に行かないのが私の考え方。せっかくの人生の大事な時間を過ごす食事だからこそ、一緒に行くこと自体のハードルが高いのだ。それは私が選ぶとかではなく、選ばれる身としても同じ発想で考えているから、この人と食事の時間を楽しみたいと思うならせめて食事代くらいは出そうと思っている。
冒頭では触れたが、今回はこの奢る・奢らない論争ではなく、勝負食事の話。会社の先輩から相談があったのだが、クリスマスに女性と行く際のレストランについての相談だ。クリスマスというカップルにとってみたら年一の大イベントなのだが、もう結論から言えば一人3〜4,000円程度の居酒屋を予約しようとしていた。
これもひとえに居酒屋がダメというわけではなく、クリスマスの食事を奢るのに単価4,000円は払いたくないという単純な理由からだ。これを聞いたみなさんはどう思うだろうか。
ケチだなー!大人としての立ち振る舞いがこれかよー!!!!!
シンプルにこんな風に思った。
もう一度言うが、居酒屋が悪いわけではない。普段の食事であれば美味しく食事ができるのならばどこでもいい。ただ、もう40歳の婚期を逃したおっさんがクリスマスの一大イベントに10,000円前後の食事代も気持ちよく払えないことが残念だし、そんな思考回路だから結婚に向かないんだよとも思ってしまった。
その食事に投下する予算だけが適正ではないだろという意見はごもっともなのだが、私のこれまでの感覚で言えば、結婚していない人は総じて感覚や思考回路がイケてない事が多い。こんなの40過ぎのおっさんで結婚を考えているのならば、ある程度は稼ぎが無いのも厳しいし、年相応にお金の使い方のセンスが磨かれていて欲しい。あまりにもケチすぎる大人ははっきり言って気持ち悪い。このクリスマスでの食事の重要性を加味した場合、人生でも大事なお金を使うべきポイントであることは明白。
お金をしっかり貯蓄や投資にまわすのは当然やっていく。ただ、「お金を使わないこと=合理的」ではなく、人生の重要なイベントや、大人としての礼儀作法を含めた立ち振る舞いのためにお金を使うことこそ、本当に素敵なお金との向き合い方だと私は思う。
若者から離れていく非合理的なものを考える
この令和にこれから話していく内容に共感しない人も多いだろう。少し古いと言われるかもしれないことも多いだろうが、一個人の意見として聞いて欲しい。
最近では若者の「◯◯離れ」なんて言葉がよく出てくるが、実に悲しい言葉だ。パッと思い浮かぶのは結婚式。
私の会社では私が結婚式を挙げて以降、誰も結婚式を挙げていない。
- 結婚式なんかに何百万円も払うなんて非効率的
- 友人にお金を払わせるなんてありえない
- そもそもそんなお金なんてないから無理
- 人を集めるのも手間だし、打ち合わせの時間もない
なんでもそうだが、仕事ではやらないことを探すのが難しいのに、お金が絡んだ途端やらないことをめちゃくちゃ雄弁になるのはなぜだろうか。なんてことを考えたくもないのだが、現実は受け入れていく。
結婚式に関してはシンプルに体験としてやってみてもいいと思っている。結婚したからには。
自らが結婚式を挙げる立場であった場合にはご祝儀、時間などを気持ちよく費やしてくれる友人がどの程度いるのか。そんな損得ではない貴重な人間関係を含めた、自らが生きた証のようなものを表現するのが結婚式だと思う。
結婚式を挙げられるように稼げるような仕事に就く。
結婚をシンプルに祝ってくれるような友人をつくる
結婚式に参列してくれる職場関係を築く
そんな人生を歩んでいたいと思った結果の一つが私の中では結婚式だった。
あと結婚式は出席する側も論争がある。
やれ、ご祝儀がもったいないだとか、30,000円に見合わない料理と引き出物だとか、何を抜かしているんだ。
ご祝儀はあなたが気持ちよく食事を楽しむものではない!新郎新婦を祝うためのお金であって、そこにコスパとかいう言葉は存在しない。そんなところでもコスパを求めようとするその貧相な発想が悲しい。
人生の中でも重要なワンシーンになる結婚式。招待できる人数にも限りがある貴重な枠の中、自らが招待されたことに感謝した方がいい。せっかく呼んでいただいたのならそれは気持ちよくお祝いして楽しむのが大人の立ち振る舞いであろう。それができないような状況であることの方が、ご祝儀がどうとか言っているよりも悲観しなければならない。
だからこそ、友人の結婚式には気持ちよくご祝儀を用意して、ドレスコードを守り参列する。これが大人のマナー。
そして、これが最後になるのだが、結婚式の打ち合わせの時間が無いとか手間がかかるとか言っている方々。そんなこと言っている人間に優秀な人なんて滅多にいない。結婚式の打ち合わせすらも捌けないような人が、仕事は別だからバリバリできるなんてそんな都合のいい話はない。無能そのもの。
自分に言い訳せずに、パートナーや自分の人生の節目を彩る参列者すべてに感謝し、結婚式を挙げて欲しい。
最後に
少し遅くなってしまいましたが、2年目の月刊ブログもこれで完結です。2024年もありがとうございました。
一条工務店のマイホームに住み始めてもう4年が経過しており、あっという間にベテラン勢の仲間入りしそうです。また住み心地や、経過も含めてマイホーム関連の記事も作成していきますので、お楽しみに!
これからも実際に体験したリアルを元に、自分の言葉で表現していきたいと思いますので。また2025年も引き続きよろしくお願いいたします!