日頃は一般的な会社員として営業をしているのだが、30代を過ぎてから身だしなみに関してもより一層興味が湧いてきた。もちろん、これまでも身だしなみに関しては、清潔感であったり着こなしなど、ある程度は意識してきたがそれでは満足できない…
そこで今回は大人の漢としてスーツに関しての話題に触れていきたい。
目次
スーツにこだわる理由
スーツにこだわるとタイトルにはあるのだが、私自身がスーツを着るような仕事でなければそもそもスーツに興味なんて湧かなかったかもしれない。しかも昨今では服装自由である事が採用面でもプラスかのようになりがちな中、営業職という職種柄からもスーツ着用は必須だ。最近では部下も増えてきているが、スーツの着こなしや身だしなみに関してのリテラシーがかなり低下しているように感じる。
営業だからこそ、自社サービスを通じてお客様に価値を提供する事が最も重要なのだが、そもそも自らの身だしなみにすら気が回らない人間に対して、何か仕事を任せたいのかという疑問も付きまとう。ましてやお客様がそういった身だしなみを大事にするような傾向であれば、それはビジネスとして直結するのだから気にするのはごく自然な事。
まあ、こんな偉そうに話していても私自身、スーツへの興味が深まったのは30歳を過ぎてからの事。だからこそ皆さんと情報を共有しながら勉強したいと思っている。
ここで少し脱線するが、会社員で働いているとよくこんな事を耳にする。
「社内の10歳、20歳上の先輩が未来の自分の姿。その姿を見て働き続けられるかを決めろ」
これをふと意識した時にあまりにも悲しい気持ちになった。仕事の成果でもそうなのだが、周りを見渡すとどことなく年齢を言い訳にして小汚い人が多過ぎる。あれ?少しまずい事を口にしているような気もするが…気にせず続けていきたい。
そんな事を自らが感じたからには、自分が年齢を重ねた際には若手社員の一筋の光にはなっていたい。年相応に成果も能力もあり、身だしなみにも大人の色気を滲ませる…そんなダンディーな大人になっていくためには今からもう意識して行動していくしかない!そう思ったからこそ、まずはスーツの着こなしや選び方を学び、自ら実践していきたい。
インプットをアウトプットする事で自らの思考の整理も兼ねているから、私の拙い知識に向けてコメントも貰えるとありがたい。
やっぱりオーダースーツが答えらしい
スーツに関してさまざまな情報を取っていくと、最も重要なのはデザインではなくてサイズ感だという事がよく分かる。確かに今自分が持っているスーツに対する不満はサイズ感からくるものだと、サイズ感に対して意識を持つと分かってくる。
そもそもスーツには、基本的に吊るしで売られている既製品とオーダーの2つのパターンがある。
もう答えは明白でサイズ感が重要なのであればオーダースーツ一択。だが、ここで大きな懸念が…
オーダースーツってことは高いんでしょ?サラリーマンが仕事で着るスーツにそんな大金かけられんわ!
これがリアル。お客様の前に出るサラリーマンがそんな低い意識で会社に貢献できるか!なんて声が意識の高い人からは聞こえてきそうで怖い。笑
これまで量販店で購入してきたスーツに関しては、既製品であっても2〜4万円程度の価格帯ではあっただろうか。確かにこれよりも安価なスーツもあるだろうが、知識がないなりに少しでも良さげなものを買おうとした結果がこれ。それでも「オーダースーツ=高い」この固定観念がオーダーを選択肢にすら入れさせないくらいのブロックとなっていた。
だがスーツに対して興味が湧いて調べてみると、オーダースーツでも3万円〜6万円くらいの価格帯で購入できることに驚いた。意外と安い。
今回、オーダー候補として調べたのは麻布テーラー、SADA、グローバルスタイル、ユニクロの4社だ。会社毎に一長一短があるのは理解できるのだが、これ以上は比較も大変だし、千葉県在住の私からすると訪問できる店舗には限りがあるためこのラインナップになった。
ここから最終結論も含めて進めていくのだが、オーダースーツに関してインプットした知識をまとめていきたい。
オーダーの種類
パターン
パターンオーダーはある程度の型の中から自分の体型に合った型紙を使用し、その他のオプションなどを用いてオーダーを進めていくスタイル。ある程度のモデルの中から選ぶあたりは野球のオーダーグラブのイメージに近いと思う。体型に合わせて精密にオーダーすることは難しくなってくる反面、完成品のクオリティは安定する傾向にある。今回のケースだと麻布テーラーとグローバルスタイルがこれにあたる。
フルオーダー
型紙から作り、一人一人に完全にマッチさせていくのがフルオーダーの特徴。オーダースーツの中で最も効果になりやすいがオーダー本来の醍醐味が味わえる。SADAがフルオーダーになっている。
カスタムオーダー
基本的にスーツとしての型は決まっており、袖や裾丈などの調整のみとなる。オーダーというよりかは既製品の上位互換くらいのイメージ。ユニクロがこれにあたるのだが、オーダースーツとして比較していいかは不明。
ユニクロからスタート
スーツが欲しいといっても着回すためにも何着かは欲しいと思っていたから、手始めに正解のユニクロのカスタムオーダーから購入してみることにした。だが結論として、ユニクロのカスタムオーダーをする方は、ある程度スーツに対する知識がある人の方がいいと思う。メリットデメリットを完全に把握してから購入するのが意外と難しいから聞いて欲しい。
サイズミス
早速やらかした…
スーツはサイズ感が重要だと、アホほど調べてもう全てを分かったようにいきがっていたのに関わらず、初っ端からサイズでやらかした。ユニクロのカスタムオーダーは基本型と袖丈、裾丈を調整できるようになっている。だが失敗した。
失敗のポイントは最初の基本となる型のサイズと袖丈。
基本型のミスが起きた要因は、試着当日に私服のロンTで行ってしまったことだった。実際の着用をイメージすると分かるのだが、スーツを着る時にはワイシャツに加えてベストも着用する可能性があり、意外と厚みがでてしまう。これは私自身の体型の問題もあるのだが、いざスーツが来てから着てみるととにかくきつすぎる。もうスーツがはちきれんばかりの様相で完全にアウト。
袖丈に関しては結論、丈が長かった。
スーツからワイシャツが1〜2センチ出ているのが理想なのだが、これまでの既製品スーツでこのベストな袖丈に出会ったことが無いから、あまりにも短くなったら困る…という負のイメージに負けた。実際にはさらに2センチ短くしたらちょうどいいサイズになった。
数少ない調整できる袖丈までミスした時はとても悲しかったが、そもそも私が行った店舗ではホームページの画像にあるような採寸行為は一切無かった。普段のユニクロで着ている服のサイズに合わせて、ジャケットサンプルを2着選び、その後に袖にある袖丈の変更可能目安を元にして丈を選んでいく。その程度の合わせ作業。そもそも細かい採寸などはしない。
オーダースーツの最大セールスポイントであるサイズ感という意味では、既製品と大差ないのが現実。
ユニクロのカスタムオーダーは体型がユニクロスーツにマッチしており、サイズ合わせの知識がある程度ある人が対象ではないかと思う。知識が無かったり、知識が浅い場合にはガチプロが提案してくれるスーツ店に行かなければ、オーダーの恩恵を受けられず、かなり満足度の低いオーダースーツになってしまう。大衆店を使いこなせるはプロという少し歪な環境にも思えるのだが、他のオーダースーツを作った時に答えが分かる。
デザイン
ユニクロはデザインや形に関しては全くいじれないという認識で間違いないだろう。色は選べるがそれもブラック、ネイビー、グレーの3色の為、オーダーというには心許ないラインナップとなっている。型もスリムかレギュラーかの選択だから、デザインに関しては他のスーツオーダーと比較してはいけない別物感は否めない。
コスパ
私は他のガジェット系でもよく話すのだが、コスパにおいては「コスト+パフォーマンス」の総合得点で判断されるべきなのだが、パフォーマンスを蔑ろにしてしまっている場合が多い。
手始めにカスタムオーダーしたユニクロだが、そもそもユニクロはコスパにおいては世界最高峰と言っても過言ではない絶対王者。正直なところで、今回のスーツというジャンルにおいては少し怪しい。
今現在もユニクロのカスタムオーダースーツをYouTubeで検索すると、素材感といい、仕上がりといい評判は上々だ。今回作ったユニクロのスーツは、ジャケットとパンツを合わせて27,890円になるのだが、比較対象にした3社のオーダースーツとの価格差は10,000円〜15,000円程度。当然オプションによっては価格差は開くのだが、この1万円という価格差で仕上がりの満足度がどの程度変わるのかが気になる。
現状のユニクロのスーツが素材感に関しては満足しているのだが、サイズ感やデザインにおいては満足していない。
今後候補のオーダースーツを作ってみた時に、このユニクロのスーツとの価格差について冷静な判断をしていきたいと思う。
スーツを楽しむという逆張り
昨今、スーツを着用せずに服装自由で働ける職場が人気だ。
もうスマートなビジネスマンや若手の起業家でガチのスーツを着用している人はほぼ見ないし、ジャケットを羽織っていてもオフィスカジュアルの程度だろう。だが。DREAM BLOGはここに一石を投じていきたい。
30代になった今だからこそ、スーツにこだわりつつ、渋くかっこよく着こなせる大人でありたい!
もうこれに尽きる。ビジネスシーンでも冠婚葬祭あってもさまざまな場面でスーツを着用する機会は巡ってくるが、その際に年相応にビシッと着こなせないのはかなり微妙だし、個人的にはそういう常識は身につけている大人でありたい。とにかく、何でもかんでも時代のせいにしたり、歳のせいにはしたくないと心の底から思う。
個人的な価値観で行動しているのだが、せっかくなら義務感ではなく、一つの趣味としてスーツを楽しんでいけるようなビジネスマンになっていきたい。
お得にオーダースーツを購入する作戦を考える
これからスーツを購入しようとしている私も当然、予算が無尽蔵にあるわけではない。そこでお得にオーダースーツを購入するための作戦を考えた。
- そもそも安く販売しているブランドを選ぶ
- キャンペーンを活用する
通常の作戦だとこの程度。コスパで言えば型紙からつくるSADAが最も良さそうだが、トータルのコストを重視して考えた場合、私の第一候補は「グローバルスタイル」になりそうだ。
コストを重視する際、ホームページ上の価格はSADAが初回キャンペーンを適用で19,800円〜となり、グローバルスタイルが2着で48,000円〜と1着あたりの金額に大差はない。だが、今回はあえてコストを重視していく中で注目したのがふるさと納税だ。
ではSADAから見ていこう。大手ふるさと納税サイト「さとふる」を見てみると、SADAはスーツの仕立て券として180,000円〜360,000円の寄付額から選択できる。これがグローバルスタイルの場合には10,000円〜334,000円までの幅で割引の名目でふるさと納税が可能になっている。全てが同じではないのだが、70,000円の寄付額で21,000円の寄付となるため、30%程度の返戻率だ。
これだけを見ても正直私の場合にはSADAの寄付額が大きすぎてふるさと納税の枠を大幅に超えていってしまう。独身または共働きの配偶者無しの想定でも年収一千万円ないと180,000円の寄付額にはならない。もちろん、たんまり稼いでいる人はこのふるさと納税ではなく、純粋に内容の好みで判断すればいいのだが、日本の平均年収を考えるとそうもいかないだろう。
しかもSADAは割引ではなく、あくまでも仕立て券としての役割となる為寄付額の幅が狭い。グローバルスタイルは寄付額に応じて割引幅を変えているから寄付が可能な人は増えていく。ここまで来るともう答えを言わなくても分かるだろうが、私はグローバルスタイルのふるさと納税を活用することにした。一応寄付額70,000円だから、21,000円の割引で48,000円スタートが27,000円スタートになるイメージだろうか。2着でこの金額なら予算的にはかなり助かるからあとは実際に購入してみて仕上がり具合を見てから最終の良し悪しを決めていきたいと思う。
最後に
今回のスーツに関する話題はいかがだったでしょうか。
私自身、ファッションにそこまで興味が深いわけではないのだが、大人としてスーツの着こなしにはこだわりたくなってきました。
様々な知識を入れていくとこれまでのスーツの着こなしには自分自身がっかりするし、恥ずかしい気もします。30代として、これからは会社でも若手のお手本となるような立ち振る舞いや、身だしなみにも気を遣って一流のビジネスマンとして成長していきたいと思います。
今後は実際に購入したスーツのレビューもしていけたらと思いますので、私と同じように30代になって自分のスーツ姿に疑心暗鬼になっている人の参考になれば幸いです。
ではまた!