今ガジェオタ界隈でめちゃくちゃ人気があるKeychron。
私は現在HHKBを愛用しているのでベストキーボード選びについては終わっている。「どうせまたYouTuberのオモチャになってるだけでしょ〜?」なんて思っていたのだが、使わずに決めつけるのはナンセンスだし、何よりもガジェオタとしてはどうしても気になる。
単なるメカニカルキーボードなのか…
その人気の秘訣は果たしてどこにあるのか…
今回は実際に購入して使ってみた「Keychron K8 Pro」の魅力に迫っていきたい。
最初に話しておきたいのが、Keychronを検索してこの記事を見てしまっている時点でもうかなりやられてしまっている。
キーボードの沼…いや、ガジェットの沼にハマっていなければそもそもKeychronなんて知らないし検索なんてしない。もうこの記事を読んでしまっている時点で、ある程度やられてしまっていることは自覚した上で最後までついてきて欲しい。
目次
Keychron K8 Pro
今回私が購入したのは「Keychron K8 Pro」
通常のK8もあるのだが、セールということもあってついついお高い方のProモデルを購入してしまった。
主な特徴は表を参考にして欲しい。
なんでKeychronを選ぶのか?
とにかく今現在、日本語配列でMacに対応している無線キーボードは非常に少ない。
「日本語配列×Mac」
この2つのワードを満たすキーボードは主に4つ。
- ロジクールのMX KEYSシリーズ
- リアルフォースfor Mac
- HHKB
- Keychron
ほぼここに落ち着くだろう。
これまで色々なキーボードを使ってきたが、私はとにかく深いキーボードが好み。
深いキーボードは打鍵感も当然いいのだが、個人的にはミスタイプが少なくなり気持ちよく文章を打ち進めていくことができる。以前はMXKEYSを使っていたこともあったのだが、打鍵感は良かったもののミスタイプが増えて生産性は正直下がってしまった。
だからこそ、今ではメインとしてHHKBを使っている。
しかし、自宅でHHKBを愛用している中で問題も発生…
職場ではiPadのしょぼいキーボードしかなく生産性はだだ下がり。でも他人が使用する可能性がある職場に高価なHHKBは持ち込みたく無いし、もう1台買うには高すぎる。
そこである程度安価で打鍵感の良いものを職場用に探していた。そんな中飛び込んできたのがKeychronだ。
私の好みの問題でもあるのだが、あまりにも特殊な配列で綺麗にキーが並んでいないものに関しては、見た目も使い心地もガチキーボードにはなり得ないと思っている。神経質な私は無理のない配列で気持ちよく使いたい。
Keychronも配列が特殊なシリーズがたくさんあるのだが、この「ザ・普通配列」の王道をいくのがK8シリーズだと思っている。
そんなKeychronK8Proを使ってみて感じた魅力をお伝えたい。
Keychronのセールスポイント
打鍵感
これは言わずもがな。
今流行りの赤軸を採用しているメカニカルキーボードなのだが、とにかく打ち心地が軽くて音が気持ちいい。赤軸のカコカコする様な打鍵音と手に伝わる感触。
やはりメカニカルの中でも事務作業には赤軸が断然おすすめ。
ただ深いキーボードとしては打鍵時の指の跳ね返りは少し物足りなく感じる。軽い上に戻りもスムーズだと更にいいのだが、それは高望みなのかもしれない。
ここはある意味メカニカルキーボードの特徴でもあるのだろう。
デザイン
Keychronはどのシリーズもとにかくオシャレ。
購入したK8Proも単純な一色ではなく、3色で構成されている。
キーに印字されている文字から配色まで、無難過ぎないけど少しはずしてある感じがなんとも言えない。これまでは無骨な事務作業用かゲーミングでLEDがやかましいかの2択しかなかったが、その選択肢を変えてくれそうな絶妙な立ち位置だ。だからこそ、Keychronのブランドイメージはコアなキーボードオタクに浸透するまでが早かったのだろうと思う。
サイズ感・重量感
テンキーレスでも80%カットのサイズだから変な配列にはなっていない。だからキーがゆったり打てるし、他のキーボードから移行した際に手に早く馴染みやすい。
65%キーボードになってくるとどうしても配列に無理が生じて、エンターキーの隣に隙間なく他のキーが来てしまう。どうしても隙間なく他のキーがあると誤動作に繋がるから、これは個人的にどうしても許せないポイント。
そして重量。K8Proはキーボードとしてはかなり重くて、私が購入したアルミフレームだと1146gもある。
自宅のデスクで使用する分には重くてタイピング時にもずれないから、ストレスなく使用することができる。
これに関しては後述するが、良し悪しのあるポイントでもあるからシチュエーションは限られてくる。
接続方式
「Keychron K8 Pro」はBluetoothか有線の2つの接続方法がある。
USBレシーバーでの接続が無いのは少し残念だが、それでも無線での接続はBluetooth5.1だから安定感も高い。これまで使用していて接続が不安定になったことはないから安心していいだろう。ただ、あくまでも私の使い方での場合なので、ゲームなどの際にどのくらい遅延があるかは不明。
基本的に内蔵バッテリーで駆動するのだが、充電中も日常遣いでも有線であっても使用できるから遅延が気になる方にとってはプラスなポイントだろう。
「Keychron K8 Pro」の気になるポイント
Keychron K8 Proは基本的には細かいところまで作り込まれているが、気になるポイントが全くないわけではない。私が感じる気になるポイントを2つご紹介していきた。
押下圧
打鍵感でも少し触れたが、押下圧は赤軸の場合45gでもう少し重くて跳ね返りが強いとよりスムーズにタイピングができるだろう。
少し駆け足でバーっとタイピングしていると少し指が追いつかない感覚があって、長時間作業だと疲れる。せっかく深いキーボードになっているのだから指をフワッと戻してくれるともっと使いやすくなるはずだ。
重量
先ほどのメリットでもあったが、気になるポイントでもある。
購入時から分かってはいたことだが、重量が重いということは据え置きならいいのだが持ち運びにはすこぶる向かない。
職場用に検討して購入したのだが、この重量に関しては正直舐めていた。重いし大きいから持ち運ぼうというマインドにまずならないのだ。
HHKBをカフェに持ち込んだりしている私からすれば、キーボードを持ち運ぶサイズ感と重量としてはこれが限界なのだと気がついた。据え置く人からすればいい点だが、持ち運びのことも考えて購入しようとしているのならばもう少し検討する必要がありそう。
「Keychron K8 Pro」こんな人におすすめしたい!
おすすめチェックリスト
- 特殊配列が許せない
- 自分のデスクに据え置ける
- Macで深いキーボードがいい
- ワイヤレスでも有線でも使いたい
- メカニカルキーで軽い打鍵感が好み
- 人とは少し違ったオシャレなキーボードを使いたい
Keychron全般的に見れば特殊な配列もあって悩みどころでもあるが、このK8Proに関しては「無難of無難」な配列の中では細かい部分のクオリティーも高いキーボードで流行るのも頷ける。
HHKBやリアルフォースは本当の最後に辿り着くキーボードであって万人向けではない。だからこそ、90%程度の人にはこのKeychron発のキーボードが打鍵感から性能において大満足できる良質なキーボードだろう。
最後に
今回の「Keychron K8 Pro」のレビューいかがだったでしょうか?
このKeychron熱はガジェオタからすればスルーできないほどの魅力があって、実際に使ってみると本当に楽しく使えるキーボードでした。
とはいえ、個人的なタイピングの正確性や、長時間作業においてはHHKBの良さを再認識することにもなりました!
仕事用としてキーボード探しをしていましたが結論、ガチ作業ではHHKB。少し気分転換に遊びの要素が欲しい時にはKeychronといった感じで使い分けて楽しみたいと思います。
ちょっといいキーボードが気になり始めた方の参考に少しでもなれば幸いです。何か詳細に関しての不明点などはコメント頂けると嬉しいです!
ではまた!