スマホで一躍「時の人」となったバルミューダ。
我が家でもそのデザインや性能に憧れてトースターとケトルを新居から約3年間愛用している。
とにかくデザイン性が高いバルミューダ製品は、購入したばかりだとどうしても性能を踏まえた冷静なレビューにはなりにくい。そこで今回の記事では長期使用しての使用感や少し気になるポイントをまとめていきたい。
目次
家電はいま戦国時代
マイホームを計画し始めた2018年ごろ、おしゃれな家電といえばもっぱらバルミューダだった。
扇風機にトースターにと、これまでの白物家電のオシャレとは遠いような家電も一気に変わって、革命が起きたと言っても過言じゃ無いと思う。
「性能が良いのは当たり前。デザイン性も高いレベルを求める」
バルミューダが起こした革命から数年が経過し、これまで無骨なデザインが売りだったようなメーカーもデザインに凝った良い製品が増えてきた。
そんな中で我が家でも実際に使用しているバルミューダ製品がこの家電戦国時代に爪痕を残し続けるのか。その参考になるように、この記事でその実態に迫っていく。
愛用しているバルミューダ製品
我が家で愛用しているのはトースターとケトルの2つ。
新居で家電をブラックに統一したかったから色はそれに合わせた形になる。
「BALMUDA The Toaster」お気に入りポイント
お気に入りポイント
- シンプルなデザイン
- ムラなく焼けるヒーター
- スチーム機能でサクフワなパンが焼ける
- 操作が簡単
「BALMUDA The Toaster」気になるポイント
気になるポイント
- 2枚焼きは小さく感じることも
- 表面の汚れが目立つ
- 価格が高い
「BALMUDA The Pot」お気に入りポイント
お気に入りポイント
- 従来のケトルになかったデザイン性
- グリップのLEDで加熱中かが分かりやすい
- 注ぎ口が細いからコーヒーとかもピンポイントに注げる。(勢いも申し分なし)
「BALMUDA The Pot」気になるポイント
気になるポイント
- 温度設定ができない
- 最大容量が0.6リットルと少ない
- 保温機能がない
何が価値なのか
バルミューダ製品に関して何が価値なのかはどうしても考えてしまう。一番の理由はその価格。
基本的にはバルミューダ製品はそのジャンルとしては高価格帯になっている。
例えばトースターで言えば、アマゾン内でも大体が3〜7,000円くらいがボリューム層になってくる。だがバルミューダは27,940円で約4倍の金額だ。
これは単純に高いとも言えるがバルミューダとしても当然付加価値がある。
1番の目玉機能はスチームテクノロジーによってトーストをより美味しく仕上げるというもの。実際に使ってみるとこれは確かにおいしい。
でも各社焼き上げる際の水分に関してのアプローチは違っており、何が正解なのかは好みの問題も大きく答えがふわっとしているのは否めない。それにトースターは基本的には一家に1台しかないから、購入してからのビフォーアフターも分かりづらいのが難点。
そしてバルミューダを語るのに外せないのがデザインに関する話題。
これまでの家電の常識を覆したとも言えるデザイン性の高さ。その需要を圧倒的に満たしたからこそ、新しい家電のジャンルをつくれたのだろう。
今では、家電もインテリアに合わせてオシャレなものというのが当たり前になってきているし、私自身も少なからずデザインを踏まえた上で家電を選んだ1人だ。
とにかくシンプルでかっこいい。社長がApple創業者のスティーブ・ジョブズをどこかでイメージしているように、どことなくApple製品に似たものは感じる。
無駄を削ぎ落とす事がかっこいい…
大人の男性がスタイル良く、白いTシャツに黒のパンツを合わせるのがかっこいいみたいな感じだろうか。私もそんな男になりたいがまだまだ遠い。
おっと‥少し脱線してしまったが、とにかくバルミューダ製品に関しては余程こだわりがない方でない限り、最高にかっこいいオシャレなデザインになっているだろう。
新居への引越しのタイミングではついつい欲しくなってしまうアイテム。
代替品・気になる製品
バルミューダを一部愛用しているが、他にも気になる製品はある。ここでは個人的に気になっている製品をピックアップして、現状と何が異なるのかをまとめるので用途に合うようならこちらを検討して欲しい。
トースター部門
「アラジン トースター AGT-G13AG 4枚焼き」
アラジンのトースターの魅力は0.2秒で発熱が開始される圧倒的なヒーター性能。短時間で焼き上げるのは中華を想像させる。
先ほど話題にも挙げたが、トースターに水分を閉じ込めるなら短時間でサッと焼いた方が美味しいのでは?と感じている。だらだらと時間をかけると当然食材からは水分が抜けてしまう。まさにその短時間で水分を閉じ込める代表例がチャーハンだ。
高火力で短時間で仕上げる。これが中華の基本的な調理になってくるから、アラジンのトースターの方が理にかなってそうだ。
加えて嬉しいのがアラジンだとトーストも2枚焼きと4枚焼きのラインナップがある。これは料理の幅もかなり広がってくる。
私はグラタンが好きでよく作るのだが、バルミューダの2枚焼きの大きさではどうしても小さめのグラタン皿しか入らない。だから何回にも分けて複数回焼く必要がある。
トーストを焼く際にも同じで、家族の人数が増えれば当然4枚焼きの方が効率がいい。
朝の忙しい時間にも、4枚ずつパンが焼ければ食べ盛りの子供がいても十分対応できて時短にもつながる。朝の5分は昼間の30分に値する。ちょっと何言ってるか分からないが、時間を生み出す家電だと思うとその投資価値は高そう。
デザインも当然トレンドを押さえており、シンプルでかわいらしいオシャレな仕上がりになっている。ただ色に関してはブラックが期間限定で売られているだけなので、ブラックを検討中の方は早めにチェックして欲しい。※2023年3月現在
アラジン グラファイトトースター 4枚焼き AGT-G13A-W
ブラックは公式からしか買えません!公式HPはここからチェック
ケトル部門
「山善 EGL-C1281」
バルミューダのケトルでは容量の不満点を挙げたが、このケトルは0.8リットルと0.2バルミューダよりも容量が大きい。この差が絶妙で0.6リットルの少し物足りない部分を補ってくれる。
ケトルに大事なのが、
-
- 沸騰までの時間
- 容量
- デザイン
この3つが重要なポイント。容量の重要性に関してはバルミューダから学んだ。
加えてコーヒーやお茶を入れる際に一番美味しく飲むためにも、温度調整ができる方がやっぱり便利。今では保温機能が備わっているものも多いからできれば取り入れたいところ。
ケトルはシンプルで必要な機能がそこまで多くないからこそ、その便利な付加価値が全部盛りの製品を選ぶようにしていきたい。
まとめ
バルミューダはデザインが抜群でシンプルで使いやすい。だが正直、機能的かと言われると難しいところもあるのが正直な感想だ。
ブランドにどれくらいの魅力があるのかは購入時に自分の胸に手を置いて考えて欲しいが、価格の高さはやっぱり否めない。果たしてこのデザインとブランドにどれくらいの予算を出せるのか。
ガジェットと同じで家電もあまりに相場よりも高い製品は大衆には売れないし、高価な製品もSNSで見るだけでリアルな知人は使ってないケースも多い。
ただ、数年前にはオシャレな家電といえばバルミューダくらいしかなかったが今は違う。良くも悪くもバルミューダの一人勝ちの状況ではなくなっている。
選択肢は確実に増えた。
今回例で挙げたアラジンや山善も選択肢の一つに過ぎないが、あまりにも価格が安い製品に関しては失敗する可能性も高いからじっくり選んでいこう。
約3年間バルミューダ製品を愛用したからこそ感じる「これじゃなくてもいい感」がある。
今後も機能やデザインの全てを兼ね備えた、正に答えになる製品が登場するだろう。
さいごに
今回の記事いかがだったでしょうか?
新居や引越しのタイミングでは高額な家電でも「せっかくの新居だから♪」なんて安易に買っちゃいそうですよね!
当時はバルミューダこそが最前線!なんて雰囲気もあって憧れていたな〜なんて改めて思ったり。
今はオシャレな家電もたくさん出ていて、本当に家電選びも楽しいなと思います。
家電選びは生活の質を変えてくれるものだから、性能もデザインもワクワクするような家電を探していこう!
ではまた!