1月18日Appleの新製品発表があり、M2チップ搭載のMac miniとMacBook Proが発表された。
Appleの発表会は良くも悪くも常に物議を巻き起こすイベントで注目度がとにかく高い。
そんな刺激的な発表会を楽しみつつも、インフルエンサーには決して流されない心構えをまとめてみた。
製品の発表会は煽りまくる
まず最初に言っておきたいのはApple製品を購入しようとしている方は新製品関連の動画や記事はあまり見ない方がいい。書いていてなんだがこの記事も例外ではない。
Apple製品はとにかくPVが稼げる。
酷い話なのだが、愛用者では無くてもとりあえず購入して扱き下ろすと言った風潮は否めない。
だから自分で情報を選択できないで安易に動画や記事で購入を判断したり、買い替え時期を決めたりするのは愚の骨頂。
常識になりつつあるが製品を褒めるよりも貶したりする方が拡散されてしまう。その辺りを加味して製品購入のレビューを見る際は鵜呑みにしないことを心に決めて欲しい。
性能は曖昧
思い出して欲しい。
M1が出た時はあたかもこれがあればなんでもできるだとか、もう何もいらないみたいな動画を連発していたあのインフルエンサーは何を言っている?
「M2最高!M1は重い作業じゃなければいいけどブラウジングや資料作成ならあり!」・・・・・・え?
いやいや今でもM1チップで出来なくて不便なことなんてほとんどないだろ。
当然M2の方が性能がいいし良くなっているはずだが、パソコンなんて2年に一度とかで買い替えるようなものではない。毎年買い替えているYouTuberとかは、あくまでも購入してCMレビューをするという側面が強い。
一般のユーザーからしたらM1だかM2なんてのは知らない。
そもそもの最大手であるインテルがどんな会社なのかも知らない可能性すらある。
CPU?GPU?何それ?
これが世間のマジョリティだと私は思っている。
ネットの界隈にいるとそれはそっち方面のリテラシーが高い人がわんさかいて、お互い同じような知識だから会話も弾む。
でも一般のユーザーは興味ない。大事なことだから2回言う。
新製品の発表においても性能は上がっているが、出来ることが大きく変わることはほとんどないことは肝に銘じて欲しい。
最適解を求め過ぎない
さてここからタイトル回収といきたい。
昨今ではデバイスごとにスペックが定量的に明示されていることもあり、数値で判断して商品を購入する機会が増えた。
これは情報が溢れている今の時代には大きなメリットになる。
だが最近はメリットばかりでは無いと思うこともしばしば。
ふと思ったのが昔のガラケーとかでスペックで買ってる人ってどれくらいいただろうか。
当然スマホとは出来ることが違うから、スペックにそこまでの差が生まれにくかったという構造の問題はある。
でも当時の見た目が気に入ったとか画面がスライドするからとか、些細な理由で選んだものにものすごく愛着を持っていたことを今でも鮮明に覚えている。
こんなことを言うと「おっさんが過去に浸ってるんじゃねぇ」なんて言われそうだが、素直な意見で何か重要なことを見逃してるんじゃないかと思う瞬間でもあった。
最近はスペックだけを取り上げて、コスパがどうとか性能がどうとか言われることが多いけど、それだけではあまりにも寂しい。
自分が好きな色だからや、とにかくかっこいいから欲しいっていう理由だって素敵じゃないか。
性能の部分に無頓着になるとメーカーが手を抜くからその目線は大事だけど、自分の好きに向き合うことも何かモノを買う時には本当に大切なことだと確信している。
今回のAppleの新製品の発表がたくさんあって楽しい反面、マイナーアップデートになった製品に対しては厳しい声も飛ぶだろう。
でも性能と価格だけが購入の判断材料ではない。
自分の好み。好きという感情をもっと大切にして、今後の新製品を楽しんでもらえると私としても嬉しい限りだ。
最後に
今回の記事いかがだったでしょうか。
最近の新製品に対して、とにかく煽るインフルエンサーの対処も踏まえて自分なりの視点でまとめてみました。
賛否ある内容かと思いますが、コスパだけに縛られずに自分の好きなものを楽しく購入して、末長く愛用するような製品に出会ってもらえるようこれからも情報発信していきたいと思います。
皆さんもApple含め、落ち着いて新製品発表会というお祭りを楽しみましょう!
ではまた!