もうお待ちかねの年末まで最後の1ヶ月となりラストスパート。何気なく過ごしたなような、もがいているような…絶妙なところにいるような感覚は拭えない。
ただもう33歳になって会社員としてそこそこの立ち位置にいながらも日々の葛藤は無くならないのだが、皆さんの組織ではコンプライアンスとはどのように捉えられているだろうか。私の会社では様々な課題と対峙しながら日々模索しているように感じる。そんな中でこれだけは普遍的であって欲しいと思うような個人的な意見も交えて今月も書き殴っていきたい。
11月月刊ブログも宜しくお願いします。
目次
コンプライアンスは出口のないトンネル
パワハラの境界線
パワーハラスメント…もう令和のこの時代にこの言葉を知らない人は当然いない。でもその境界線とはなんだろう。「人それぞれでパワハラだと感じたらパワハラでしょ」というのが教科書通りのフワッとした正解ではあるだろうが、このDREAM BLOGでは「そんなの人の感じ方で変わるでしょ!」なんて言葉では終わらせたくない。
業務命令!◯◯はやれ!
舐めてんの?もっと厳しくするよ?
私の職場ではこんな言葉が飛び交う毎日。これが単純にパワハラになるのかどうかで言えば個人的には「パワハラになる」になるのだが、指導とパワハラの境界線は上司にとっては非常に難しい世の中になりつつある。
指導においてのパワハラについては、アンガーマネジメントも内容に含まれてくる可能性が高いから若干ややこしくなるのだが、指導のためにはどこまでいってしまっていいのか…
いや、そもそもがどこまでいっていいかを考えるのは発想が根本的に間違っていると私は思う。一度伝えても分からない…二度伝えても分からない…じゃあ満を持していったろ♪はもうすでにパワハラ思考の無能野郎に成り下がってしまっている。
何回伝えたからもういいんだではなく、伝わるまで伝え方を変えながら伝える。これがパワハラという曖昧な境界線の中であっても一つの向かう方向ではないだろうか。
組織のカルチャー
肌感覚で申し訳ないが、ハラスメントは組織のカルチャーによって99%以上発生しているのではないかと仮説をたてている。
よく営業会社であるのが、厳しく指摘できる人間が偉いし評価に値するということ。
これは正解であって正解ではなくなるといった、解釈に差が出る粒度の粗い話だと思っている。
「厳しい指摘=激詰め」この方程式は危なくて、「厳しい指摘=論理的に成長機会を与える」が正解だと信じている。
激詰めはもう動物的にただキレているだけであって、怒っているという事実しか認識できなくなることが多くなる。これが本質だろうか。確かに子供が咄嗟に危険な行動をしていて止める時などに、ブチ切れて静止を促したりは必要な時もあるだろう。だがこれは子供の緊急時の話であって大人の世界の話ではない。そう、大人が感情に身を任せてキレる状況なんてものはそうそう存在していないのだ。
評価基準の脆さ
会社の評価基準が明確になっていることは会社員として働く上で非常に重要な要素になってくる。生活がかかっている職場で何となくの好き嫌いのみの感覚だけで決められてはたまったもんじゃない。
だがこの評価基準が明確にはなっていても、測るためのものさしが狂っているとそれはそれで組織が崩壊する原因となる。先程の組織のカルチャーについてでも少し触れたのだが、厳しく詰めることが美徳とされ評価されている会社の場合、一方的なパワハラが横行し、人も育たないという負のループ。
しかもパワハラ状態であってもそれが評価されてしまう為、次の世代もパワハラでしか指導できない人間が組織に蔓延し、パワハラから抜け出すことも難しくなってしまう…パワハラだとかハラスメントに加担している社員が何かしらで評価され、役職が付くことで当然それが正解になる。そんな最悪な状況と相まって、人が定着せずに辞めていく組織の足元が一生固まるはずもなく、採用や育成コストも垂れ流し状態でコスト面からもデメリットが大きいことが加害者は分からない。
組織が根本から変わらない限りは正常化は望めない。そういった組織に所属している場合には転職するか、パワハラが蔓延した曖昧で泥沼な修羅の世界で戦うしか無いだろう。過剰なコンプライアンスは組織を弱くするが、一部の人間の感情で組織が流されていかないような仕組みによる組織づくりは、令和の今後では最重要課題になりそうだ。
スーツと身だしなみ
ユニクロから始める
みなさん自前のスーツのラインナップは盤石だろうか?
大変恥ずかしい話なのだが、私は33歳になって初めてスーツに興味を持った。普段は毎日スーツを着用するような仕事ではあるのだが、そこまで服装に厳しくもない絶妙な雰囲気の会社で働いている。だが、ふと思った。このままでいいのかと…
まずアパレルといえばユニクロだろう。ユニクロでも比較的安価で簡易的なオーダースーツが作れるということでとりあえずオーダーしてみた。
商品としてはストレッチウールスリムジャケットとストレッチウールスリムフィットパンツとなる。
金額はジャケットが17,900円、パンツが7,990円だ。届いたら着用感や耐久性なども踏まえた上でレビューもしていきたい。
オーダースーツという大人の世界
大人の世界だなんて大それた見出しにしたが、きっと成人式や入社のタイミングでオーダースーツを着用した人は意外と多いのではないだろうか。正直私はお金もなく、成人式だからとオーダースーツを仕立てて張り切れるほど、人生のイベントに対して注力してこなかった。だがある程度年齢も重ねていく中で、経済的にも立場的にも気を遣おうと思えるくらいの状況にはなれたと思っている。
よく職場では10年後、20年後の自分の未来の姿としてその年齢の先輩を見ろ!とは言うが、その時に仕事に対しての能力はもちろん、年相応の身だしなみができる事も、周りの人間を見ていてかなり重要だと思うようになった。正直かっこいい人が全くと言っていいほどいない。変にオシャレを気取るとかではなくて、スーツは大人としての立ち振る舞いの一つだと捉えている。仕事の能力は当然収入や評価に関わるから追求するのは当たり前で、本質的には年相応に身だしなみにも気を遣おうとするその思考回路が大事だと考えている。
ファストファッションの台頭であまりこだわらず、コスパを異常に求める事が良しとされている今の日本社会。だが、大人になるにつれて、どんな場面においてもTPOを弁えて立ち回れるスマートな大人になっていきたい。そんな想いのもと第一歩としてスーツの着こなしをマスターしていきたい。
凝り性の私としては、今後はこだわり抜いてみたスーツのレビューなんかも増やしていき、アウトプットをより幅広く楽しんでいく。